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北城洋一

Author:北城洋一
受験情報誌の編集長として16年。並行して受験情報サイトをプロデュース。その後、2015年夏からフリーに。誰でも当事者のときは必死なのに、過ぎてしまえばすっかり他人事?場合によってはわが子の受験なのに他人事? 最近は学校さえもそんな「ライトな保護者」にあわせて、表面的な誠実さで生徒募集してるとか。利害関係、オトナの事情があるから、誰もそれをストレートには言えないか。ん?言ってみる?

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中学募集・高校募集の悪循環はやはり進路実績
昨日の記事を書く過程で城北埼玉の学校サイトを見ていて

気になることがありました。

高校募集要項に募集定員280名とあるのです。

そして「ただし内部進学者を含む」とあります。

各年度の内部進学者数は予め予測がたちますから

その年度は何名高校募集をするか明記することは可能だと

思うのですが、年度によって流動することは印象が悪いと

思うのか、高校の学年定員だけを表記しています。

数字だけで判断すると2018年度の内部進学者は約140名の予定

ですから高校募集も同数の140名という可能性があります。

2015年以降(卒業生に占める)高入生比率は

26.7%、28.9%、33.5%と上昇していて

2018年卒業生では40%を超える見込みです。

徐々に一貫生・高入生のバランスが変わってきています。

進路実績の低迷の主要因が高入生であるなら、

単なる人数確保では実績下降にブレーキがかからないことは

容易に推測できます。

さらに言うなら2019年度の内部進学者数は前年より減少する

見込みですから、クラス編成やカリキュラムにも影響が出ることは

必至です。

高校入試では高い出願条件を満たしているとはいえ、

第一志望の公立不合格者が確約制度で入学しているわけで、

他の私立高に対してもしっかり優位を保たなければ、

思うように高入生を集めることはできないはずです。

学校サイトのこんな微細な内容からも

悪循環が透けて見えるようです。

それにしても進路実績&生徒募集が不調な各学校の

サイトを見ていくと、さもありなんというケースが

目立ちます。

このブログもこのところは

ほぼ進学校TOP100とその予備軍

という限られた範囲で語っていますから、

まだ巻き返せるレベルと思える学校も多いように

思うのですが、だんだんそれも見極めが甘いような

気がしてきました。

明日はこの流れで現時点で最新進路実績未更新の

ある共学校と女子校について続けます。

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進路データは語る | 11:45:00 | コメント(0)
競争しない→危機感がないというケース
きょう取り上げる学校は、クラス別募集をしていません。

その点では一貫生にとって常に競争に晒されるストレスは

ないのかもしれません。

この学校が中学を新設して1期生が卒業したのは2008年。

ところが2008年以降、難関大合格実績で自己ベストを更新したのは、

国公立大1回、早慶上智1回のみ。

2011~2017年の7年間推移では国公立大・早慶上智・MARCHの

順位が7↓=6↑=7↓。

早慶上智が6↑ですから、2016年は最低値だったことがわかります。

それでも上昇度はわずかにコンマ2ポイント。

この推移を見て、長い間「一貫生を伸ばしていない」と思っていました。

校名は埼玉の男子校・城北埼玉です。

手元に中高一貫生を含まない2000年のデータがありました。

国公立大・早慶上智・MARCHの合格者数/卒業生の%は

20.6%、30.1%、80.1%。

2017年は

6.1%、13.4%、40.5%。

これでは一貫生が伸びてない、と思いますよねえ。

この学校、2011年以降東大合格者が延べ8名出ていますが、

すべて一貫生。

実績ダウンの主要因は高入生の低迷です。

特に2013~2015年の落ち込みは顕著でした。

一貫生・高入生の混合は基本的に高3から。

私立文系、国立文系、理系選抜クラスは混合。

理系普通クラスは混合しない、とあります。

上位クラスを混合するわけでも、一般クラスを混合する

わけでもなさそうです。

意図がよくわかりませんが、高校入試結果も

学校サイトにアップされているので確認してみると、

すべて併願入試で出願の条件を満たしている受験生は

当日の筆記試験にかかわらず全員合格しています。

進路の結果が出ていない中で、この現状を継続していく

とすれば、間接的に一貫生をしっかり伸ばそうとしていない

ということにもつながる気がします。

2016年の中学・高校入学者数は前年より減少。

十分な合格者数に対してその結果は、

受験生の志望順位は静かに静かに下降している

ということでしょう。

しかしながら、中高とも次年度入試の変更は

特に表明されていないようです。

いっぽうで学校サイトの進路実績のページには

国立大学医学部に3名合格!となかなか勢いのある文字が

躍ります。MARCH合格者数も創立以来100名以上を

維持しているという表現もあります。

1997年以来の最低合格率にもめげないあたりが

この学校の現状認識なのでしょうか。

進学校TOP100の中にも「止まらない」学校はあるようです。



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進路データは語る | 11:45:00 | コメント(0)
自らのネーミングに学校自身が苦しむ?
学校規模はどうあれ、中学受験するのであれば、

中高一貫生がだいじにされている学校を選ぶべきでしょう。

中学入試の時点で2ラインの募集で進行し、

上位クラスが高入生の上位ラインと混合、一貫生の一般クラスは混合せず、

一貫生のみで構成となれば、学校の意図はどこにあるでしょうか。

一貫生の上位クラスと高入生の上位クラスを混合して

切磋琢磨を期待するように思えます。

きょうの題材の学校は埼玉県の共学校・西武学園文理です。

一貫生と高入生の実績比較で言えば、年度によってバラツキは

多少あるものの、ほぼ一貫生が優位で推移している学校です。

2013年卒業生までは一貫生と高入生はまったく別クラスで進行して

いましたが、2012年から高入生の「エリート選抜・東大クラス」を

一貫生の「特別選抜クラス」と高2で混合するスタイルになりました。

高入生の「エリート選抜・東大クラス」は入学時1クラス相当、

一貫生の「特別選抜クラス」は2クラス相当ですから、

高校の学年全体から見れば混合クラスは4分の1程度、

一貫生から見れば3分の1程度と少数派に当たります。

進路実績の推移を見てみると、

たしかに混合初年度にあたる2014年実績はMARCHで自己ベスト、

国公立大実績も過去11年で2位の実績でした。

ただ2015年以降は進路実績は下降、

2011~2017年の7年間推移では国公立大・早慶上智・MARCHの

順位が7↓=7↓=7↓。2017年は

過去11年で見て3カテゴリーとも最低の数字に終わりました。

一貫生・高入生混合の効果うんぬんより、全体の低調さが

まさってしまった印象です。

こうした推移の中で一貫生・高入生のそれぞれの一部を混合した

理由を考えてみましたが、キタシロ見解はこうでした。

2013年の東大合格者は4名(うち一貫生3名)、2014年以降は

3年連続1名でした。

高2以降を「エリート選抜・東大クラス」とまとめておけば、

一貫生・高入生にかかわらず、このクラスから東大合格者が出た、と

言うことができるからなのでは?ということです。

しかし残念ながら2017年は東大合格はなかったようです。

こうした上位クラスのネーミングは学校側にもプレッシャーだと

思いますが、合格1名である時点ですでに綱渡りです。

東大クラスからは何人合格者が出ているの?

と誰しも思うでしょう。

3クラス100人弱で1人では看板倒れと言わざるを得ません。

そんな西武学園文理も2004年以前は受験者数で埼玉1位。

栄東よりも多くの受験生を集めていた時代もあったのです。

進路実績のピークは2007年ですから、まさにそのあたりが

黄金時代だったと言えるかもしれません。

「エリート選抜・東大クラス」というストレートなネーミングにも

感心しますが、それ以外の一貫生・高入生のボトムアップが

あってこそ、3年後・6年後(厳密には4年後・7年後)の

生徒募集に循環すると言えます。必ずしも学校が

東大合格者が増える→入試で上位生が集まる

と単純に考えていたわけではないと思いますが、

全体実績の低迷だけでなく、最上位クラスが有名無実化しまう

ダメージは大きいのではないでしょうか。

さて、最新の進路実績について

学校サイトでは国立大医学部合格!と大きくうたっています。

私立大学の医学部医学科は18名合格だそうです!

このページから受ける印象と実際の数字のギャップに

愕然とするのは、もしかしたらごく一部の関係者だけなのかもしれません。



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進路データは語る | 11:30:00 | コメント(0)
クラス別募集の成功例となれるのか?PART2
中高一貫生の中から、毎年のように7、8名の東大合格者を出している

栄東中高。2011年以降で言えば東大合格者は一貫生が高入生を圧倒しています。

しかしながら、2012年(入学)までは中学の東大クラスは1クラス募集で在籍は

40名弱。そこをどう見るかでしょう。

中学で東大クラスが募集開始された当初は、高入生の進路実績のほうが

優勢でしたが、現在はほぼ逆転していますから、コース別募集は順調に

推移していると言えるかもしれません。

次に気になるのは一貫生・高入生の比率です。

2011年は卒業生の69%が一貫生と比率が高い年。

2016年は23%が一貫生と比率が低い年でした。

該当する年の進路実績を見てみると、

国公立大、早慶上智、MARCHの順に

2011年は28.8%、69.2%、88.5%。

2016年は28.9%、55.1%、70.3%。

2011年の早慶上智実績は当時の自己ベストで高いですが、

それ以外は特に差がありません。

ここまでの範囲では総じて一貫生・高入生のどちらも頑張っている

という印象を受けます。

ところが、2015年から一貫生と高入生は(高2で)一部混合クラスに変わり、

2017年にシステム変更後の最初の卒業生が出ました。

すると早慶上智・MARCHの実績は前年並みで、

国公立大実績は3割ほどダウンしました。

単年実績で論じるのも躊躇しますが、2017年は

一貫生・高入生の比率がまた一気に変わり、

一貫生比率が50%の学年に当たります。

その後は一貫生のほうが多い学年が続きます。

東大クラスは少なくて3クラス。現高1の学年は

5クラス…です。

最新の生徒募集要項を見ると、

中学では「東大クラス」「難関大クラス」でそれぞれ

定員を設けての募集ですが、

高校募集では「東・医」「α(アルファ)」は

あらかじめ定員を設定せず、得点状況による合格判定のようです。

一貫生・高入生混合のポイントは

東大クラスで入学した一貫生が高校でそのまま

「東・医」(の流れをくむ東大クラス)に所属するのかということ、

難関大クラスで入学した一貫生は高校で

「α(アルファ)」(の流れをくむ理系・文系クラス)となるのかということです。

どちらも2ラインでクラス編成するとすれば

高2から一部混合ではなく、高2からすべて混合でも

よいはずですから、そのときどきの募集状況や学力状況に応じて

流動的なのでしょう…。

学校の高校募集要項には平成30年の募集定員は400名

とあります。

ただしそこには(内部進学者を含む)と付記されています。

現在の栄東中の学年規模は約300名ですから、

一貫生300名・高入生100名が想定したバランスなのかも

しれませんが、過去10年間を見ると、

卒業者数は563名という年があったり、288名という年が

あったりと実に不安定です。

まったくもって理想のバランスが見えてこないというよりは、

進級してくる一貫生に応じて、

その時点でベストな高校募集をする(してきた)、

学校のように見えます。

一貫生中学8クラスの想定バランスは

東大クラス3・難関大クラス5とアンケートからは

読み取れますが、高入生を100名と仮定すれば、

高校では「α(アルファ)」は募集の主体にはならないでしょう。

さて、栄東は2020年に卒業予定の学年(現高1)が

東大クラス過去最多在籍数の学年になります。

その進路実績によって以降の生徒募集が大きく影響を受けること

でしょう。

気がかりなことのひとつめはこうした流動性。

そして中学で難関大クラスに在籍していた生徒たちが

どれだけの実績を残せるか、という底力の部分です。

望ましいのは東大クラスと難関大クラスの

実力が拮抗することでしょう。

16年→17年で一貫生比率が上昇したにもかかわらず、

進路実績には好影響がありませんでした。

まさに東大合格者だけでも語れない、ということです。

気がかりなことのふたつめは学校サイトに中高一貫6年間を睨んだ

ビジョンが明確になっていないこと。

中学受験で9000名を超える受験生を集めていることを思えば、

他校に対しての優位はゆるぎなく、

学校デザインは自在だと思うのですが、

そうは簡単には行かないようです。

いずれにしても、あと3年は正念場が続くと言えます。



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進路データは語る | 11:40:00 | コメント(0)
クラス別募集の成功例となれるのか?PART1
中高募集をしていて一貫生・高入生を限定的に混合する学校の

その理由を考えていてある興味深い学校を見つけました。

埼玉県の共学校・栄東です。

言わずと知れた中学受験者数でダントツ1位の学校です。

2017年春には9400名あまりの受験生を集めています。

最初に進路実績の推移を紹介しておきましょうか。

7年間推移の順位で示すと、

国公立大、早慶上智、MARCHの順に

7↓=6↓=4↑

自己ベストはそれぞれ、2013年、2012年、2008年。

東大合格者の7年間推移は

12名→11名→12名→14名→9名→27名→15名

ですから、停滞感はあるものの、はっきり減速している

印象はありません。

中学募集のクラス編成は

「東大クラス」と「難関大クラス」

はっきり「東大」という名称を使ったのは

この学校が最初だったと記憶しています。

少なくとも東大合格者に関する限り、

一貫生のほうが高入生よりも圧倒的に多かったことが

学校アンケートからもわかります。

当然中高一貫に力を入れている学校のように見えますが、

ここまでの中高募集推移を見ていくと、

年度によって状況が違い、何とも分析困難と言わざるを得ません。

それは中高一貫生と高入生の比率が大きく変動しているからです。

例えば2010年度の卒業生を見ると

一貫生242名、高入生321名、計563名。

2012年は

一貫生150名、高入生138名、計288名。

2015年は

一貫生132名、高入生272名、計404名。

翌年、翌々年は6年ぶりに卒業者数が500名を超えましたが

2016年は高入生比率が80%で、2017年は高入生比率は50%でした。

学年規模も比率もバラツキが大きいことがよくわかります。

進路実績がなぜ伸びたのか、なぜ止まったのか

なかなか推測は困難です。

またまた長くなりそうなので

きょうのところは手がかりをいくつか書いておくことにします。

・2016年度卒業生までは一貫生・高入生を混合しない完全別クラスでした

・2012年までは「東大クラス」は1クラス募集、翌年以降は3クラス100名以上に

増やしています。(2013年度入学生の卒業は2019年です)

・2009年以前は高入生の実績が一貫生を上回っていましたが、2010年のアンケートのみ

詳細非公表。2011年以降は徐々に拮抗しつつも、一貫生優勢が顕著になりつつある状況です。

・埼玉大合格者に限っては高入生のほうが安定して多い

・高校のクラス編成は東京大学や国公立大学医学を目指す「東・医」、

最難関大学現役合格を目指す「α(アルファ)」

・2014年の中学入学生は10クラス372名

中高募集をしていて一貫生・高入生を限定的に混合する学校の中で

進路実績最上位の栄東ですが、コース別募集で最難関大のみならず

ボトムアップも果たせるかどうか、いまだ道半ばという印象です。

ということで次回に続きます。



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