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北城洋一

Author:北城洋一
受験情報誌の編集長として16年。並行して受験情報サイトをプロデュース。その後、2015年夏からフリーに。誰でも当事者のときは必死なのに、過ぎてしまえばすっかり他人事?場合によってはわが子の受験なのに他人事? 最近は学校さえもそんな「ライトな保護者」にあわせて、表面的な誠実さで生徒募集してるとか。利害関係、オトナの事情があるから、誰もそれをストレートには言えないか。ん?言ってみる?

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【合流】こうしてアナタは偏差値にダマされている???
偏差値と過去問についての話は、

「偏差値に対する正しい理解がされていない」

という問題と

「偏差値を上げることと、志望校に合格することは完全にはリンクしない

という別々に始まった二つの流れを合流させようと思い、展開してきました。

一気にオチに近づけようとあせっていますが、まだそこには到達しませんね。

偏差値は簡単ではない、と思って始めましたが、予想以上に手ごわいです。

ということでもう少しお付き合いください。

知っていることばかりでつまらん、という人はごめんなさい。

「偏差値38の息子が難関校を目指す」的な親ブログがありますが、

自己最低が38で最高が55なら、あとどれだけ時間が残されているか、という問題です。

ここまで5回の模試の平均が38で55の学校を目指すのはほぼムリです。

「偏差値38の息子」と記号化されることに本人はどう思っていますかね。

「おっと最新情報では偏差値46の息子だけどな、とりあえずそうしておけば?」

ぐらいの余裕をかましているのなら、55の学校も可能性あるかもしれませんよ。

実の親から「こんな出来の悪い息子でも難関中に入れてみせる」

と言われて「さあ、頑張るか」と思える子どもは尊敬に値します。

まあね、その数字が嘘かホントかはどうでもいいんです。

ラスト数か月で志望校合格力をつけるメソッドが用意されていれば。

で、塾力(じゅくぢから)を借りずに、初心者の親講師が目標達成できるとしたら、

その親講師はめちゃくちゃ才能があると思ってよいと思います。

仮に初心者でもプロから技を盗む達人は存在しますけどね。

ところで、あまりに基本的な知識ですが、

国語の偏差値70と算数の偏差値70は同等な価値でしょうか?

平均点60点の国語で80点を取るのと、平均点45点の算数で70点を獲るのとでは

どっちに価値を認めますか?

即答できた人はよほど熟達しているか、その逆でしょう。

その入試が合計点主義だとすれば80点の国語のほうが貢献していますが、

平均点のことを考えると算数のほうに価値があります。

平均点との差が国語は20点、算数は25点であることからもそれは明らかです。

それに偏差値って標準偏差(数値分布のバラツキ)によって算出されますから、

正規分布だと仮定すると、一般的に標準偏差の小さい国語で大きく平均点を

上回っているほうが、標準偏差の値が大きめの算数で同じく平均点を大きく上回っている

算数よりも偏差値が高くなる可能性が高いと言えましょう。

つまりその問題の「質」によって左右される、ということです。

そして母集団の状況によって必ずしも得点の分布は正規分布にならず、

フタコブラクダ型になることがあるのです。算数などは特にその傾向が

あるのではないでしょうか。

雑に言えばできる子3割とできない子7割に二極化する。

これで競争率3倍の入試であれば、すべての「できる子」がうかります。

競走率5倍の入試であれば3割の「できる子」の中で合否が分かれます。

競走率が2倍を切るなら「できなかった子」の中で明暗が分かれます。

公立高校の入試問題は教科ごとの平均点の差、こそあれ、正規分布になるように

制作されますから、事前の模試で偏差値で測る、はかなり有効なのだと思います。

でも、私立中学入試の場合は、特殊な、もとい凝った問題を出す学校が

少なくないわけです。

さまざまな志望校の受験生が集う会場模試でそんな個性的な出題は

発生するでしょうか。

(実際の入試問題は正規分布になるような出題を意識していないが、会場模試は意識している、と言いたいのです)

簡単に言うなら、難関中志望生含有度のやや低めの首都圏模試を

受けたほうが中堅校志望者には有効な結果が返ってくる。

逆に難関中を志望する場合は母集団レベルの高いサピックスオープンで腕試し、

という作戦が成り立つわけですね。

さらにここで絡んでくるのは問題の相性だけでなく、教科ごとの得意不得意の要素です。

標準偏差の小さい国語が得意な受験生と、標準偏差の大きい差がつきやすい算数では、

残念ながら?算数が得意な受験生のほうが有利なのです。そしてそこでは

超絶な偏差値は必要とされません。そして国語で超絶な偏差値をたたき出しても、

算数で平均点では合格ラインに届かない、という現象が起こるんですね。

というわけで最初に戻りますが、「偏差値38の息子」…

で、何が38なの? いつ38だったの? 教科は?

ということでしょうか。

とにかく成績下位ってことだよ、できないコだってことだよ!

わかりやすく38っていう数字を出してみただけだってばさ!

子どもの個性は十人十色いや百人百色以上なのに

「できないコをできるようにする」メソッドと一般化して盛り上げている時点で

このマル秘情報を知れば(競馬で)馬券が当たりますよ、で盛り上がっているのと

大差ない、と自分は思います。それが世間ですけどね(笑)

簡単に真実に肉迫できないのなら、そんな安直な出し方をするだけで、疑わしい。

もちろんダマされる幸せってのもあるんで、その権利を侵害するつもりは

毛頭ありませんけど。

いよいよ次こそは中学受験偏差値のキモについて書くつもりです。

ちょっとひと息ついて、次の週末、かな?








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テーマ:中学受験 - ジャンル:学校・教育

偏差値マジックと真の合格力 | 22:30:00 | コメント(0)
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