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北城洋一

Author:北城洋一
受験情報誌の編集長として16年。並行して受験情報サイトをプロデュース。その後、2015年夏からフリーに。誰でも当事者のときは必死なのに、過ぎてしまえばすっかり他人事?場合によってはわが子の受験なのに他人事? 最近は学校さえもそんな「ライトな保護者」にあわせて、表面的な誠実さで生徒募集してるとか。利害関係、オトナの事情があるから、誰もそれをストレートには言えないか。ん?言ってみる?

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ムーミン谷事件で思い出した事
いま話題になっている「センター試験に何故かムーミン」事件。

まあ、いろんな角度から分析することができるわけですが…。

ある意味、どうでもいいことで「炎上」するいまどきの

つぶやき事情、ネット事情を反映しているいっぽうで、

たかが入試問題で大騒ぎしちゃって…というのも正直なところ。

もちろん出題が不適切、というのであれば採点から除外すれば

いいわけで、センター試験ともあろうものが不適切な出題なんて、

言語道断、何たる不祥事…ということも可能です。

トーベ・ヤンソン作のムーミンという作品の舞台は、

フィンランドではなく架空のムーミン谷、ということで

いくら論争しても始まりません。

たぶん出題者は、ノルウェー語とフィンランド語では「語族」が

違うということも絡めて出題したかったのでしょう。

近接したスカンジナビア諸国にあっても、異なる民族構成で異なる国家が

形成されていることに思い至れば、

地理B履修者としてトーベ・ヤンソン→フィンランドから相違に気づくことは

容易いと思うわけです。

そういえばキタシロも北欧→ラップランド→サンタクロースの故郷…

なんて連想しましたが。

かといってサンタクロース=フィンランドではなく、入試問題として

出題するにはいくつかの微妙なハードルはあるような気がしますが、

連想的なクイズと思えば、まず民族的背景と語族という知識がなかったが

ために正しく運用できなかった、というだけの話と思うわけです。

というわけで、

「なんでセンター試験にムーミンが出るんだよ!」という

無知なる嘆きと

「ムーミンの舞台はフィンランドではなくムーミン谷」という理屈の

間にはけっこうギャップがあるのかも。

またヴァイキング=ノルウェーと断言していいのか、という問題も

同様なれど、現代日本でバイキング=食べ放題で通用しているわけだから、

その語源を少しだけ聞きかじっていても損はあるまい。

題意を汲み取り、確率の高そうな解答を見極める力が必要なのは、

出題形式が変わろうと、今も昔も変わらないし、

この例を「思考力重視」などと見なすのは陳腐。

さて、今回の件で思い出したひとつめは

「東京キッド」の件。確か90年代の公立高校入試問題だったと記憶しますが、

戦災孤児の写真を提示して、

右のポッケにゃ○がある、左のポッケにゃ○○○…

どっちの○が出題されたか忘れてしまいましたが、戦争を知らない中学生に

美空ひばりの歌詞を連想せよ、という出題がとても思考力・表現力を見る問題

とは思えないと違和感を覚えた記憶がある。

こうして時折入試問題に「世代ギャップ」が登場して話題をさらう…。

思い出したふたつめは、このブログでも一度取り上げた、鴎友学園の社会科で

出題された「アフリカ分割」の問題。

小学校では習わないヨーロッパ列強によるアフリカ分割の歴史を

「国境線が直線なのは自然国境ではなく人為的なものである」と気づかせよう

する良問だったと記憶しています。

ただしこれも全受験生が未履修という前提なら思考力を試すと言えるかもしれないが、

知識として「国境の決め方」を知っていれば、思考力を問う問題にはならない。

結局、いつの時代も入試問題に不条理性は潜んでいるようです。

知識を問う問題から、思考力・運用力・表現力を問う方向へ

シフトしようとするなら、迅速かつ公平な採点に支障をきたす、

という構造になっているとも言えそうです。

ということは、多くの学校が入試日翌日に合否を発表する中学入試って?

まあ、そこをつつくのも野暮というものでしょうかね。




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進路実績推移グラフ2011-2017 | 16:55:00 | コメント(0)
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