2017-12-25 Mon
2018年首都圏中学入試。一部の帰国生入試や、千葉県内推薦入試・第一志望入試は
もう入試結果が出ていますね。
年が明けると地方中学の首都圏会場入試や埼玉の入試がスタートします。
出願は順調に進んでいるようです。
大手塾の中には各校の出願状況を速報している塾もありますね。
まあブログネタとしては、使えるような使えないような感じですが。
学校によっては随時律儀にファックスを送っている場合もあれば、
出願速報アンケートは一切無視している学校もあるようです。
自分が編集部にいた時代と変わってないですね。
途中経過で「ことしは好調」「ことしは不調」と言ったところで、
出願する受験生にはまず影響がないわけですが、どちらかというと、
塾と学校の密接なつながりを読み解くほうに使えるのかも?
などと思いながらひと通り眺めています。
昨年新設で千葉の12月入試で638名と
もっとも希望者を集めた東邦大付属東邦の
推薦入試は今回は591名と微減。合格者はわずかに30名、
実質倍率20倍近い高倍率入試ですが、1000名以上の合格者を
発表する前期入試(倍率2.1倍)と難易度がほぼ変わらない
特殊な入試のようです。
人気どころでは昭和学院秀英の第一志望入試も
出願数は395名から350名へやや減少。それでも13倍という
高倍率です。
千葉の一般入試は現時点では前年を上回る出願ペースの学校は
見当たらないようです。
埼玉もほぼ同様ですが、そのなかでもっとも順調に見えるのは大宮開成。
いずれにせよ出願ベースでは
正確な動向は判断できません。
学校としては出願ペースが順調でも油断できず、
出願ペースが上がらないとかなり深刻という感じで、
受験生にとっての会場テスト偏差値みたいなものでしょうか。
学校としては1年間の募集広報活動を評価される時期
ということになります。
少し考えればわかることですが、いくら出願者数が順調でも
受験者ベースで数字が伸びないと意味がありません。
さらに言うなら異なるコースを重複受験する確率が高い設定の入試では
受験者数が多くても、実数を反映しないケースがありますから、
必ずしも受験者増=人気…難化でもないんですね。
というわけで、出願速報は気休め、というのが本ブログの結論です。
とはいえ、出願速報アンケートが存在している以上、
誰かが利用しているわけで、あらためて不可解な気がしています。
少なくとも受験生の立場ではその出願者数増減に
惑わされることがないように、そこを強調しておこうかなと
思います。
■独自ドメインブログ・こことは別内容→中学受験DEEP-INSIDE 2016-17
最新の2011-2017難関大合格実績推移TOP100ランキング記事はこちら(有料コンテンツ)
コンテンツを整理して利用しやすい環境を整備中です!応援クリックもよろしくお願いします!

にほんブログ村
- 関連記事
-
- 進路実績チャート・サンプル比較・千葉共学校(2) (2018/01/10)
- 埼玉初日の午後入試に2500人出願は多い?少ない? (2017/12/31)
- 受験勉強は将来役に立つ、という方向で進むべし… (2017/12/28)
- 進路実績チャート・サンプル・埼玉共学校(2) (2017/12/26)
- 2018中学入試、出願速報は誰が利用? (2017/12/25)
- 進路実績チャート・サンプル・神奈川共学校編 (2017/12/21)
- 「最後」にその「正解」に間に合えば、それで御の字 (2017/12/20)
- 2011-2017進路実績グラフ&チャート(8)【成城+】 (2017/12/19)
- 2011-2017進路実績グラフ&チャート(7)【富士見+】 (2017/12/13)
スポンサーサイト