2015-10-06 Tue
書きたい!でも書けない!
でも書きたい…。
結局は奥歯にモノがはさまった内容になっちゃうかな、
とも思いますが。
どういうタイトルをつけるのがよいか迷うところですが、
こんなタイトルにしました。
本心では年齢は関係ないと思います。
でも学校の世界はキャリアがモノを言う部分もあります。
私学人としてのキャリア。
そして最後に校長になって終わりたい。
創立者一族の場合は、その先もあるかもしれませんがね。
うーん、どっから入るか難しいけど、東京・神奈川の私学界、
こんなことが起こってます。
もっと下から抜擢したらいかがですか?
ある校長先生がいらっしゃいます。
最初にお名前を拝見したのは某キリスト教系の進学校(A学院)で広報部長をされていたときのことだと記憶しています。
情報誌編集部に異動したてのころ、先輩編集部員から、
「ここの学校(A学院)は広報担当御中じゃなくて、ちゃんと担当の先生の名前を書かないとダメ。怒られちゃうから」
今を思えば、仕切りの巧みな責任感の強い先生だったのだと思います。
その先生は、そののち、県内の女子校(B学園)の校長先生になりました。
確か初めて取材に行ったのは2009年です。
訪問すると、校長先生自ら案内してくださいました。
そのときまず校長室をお尋ねしたのですが、
そこに高校生の生徒がやってきて校長先生にこんなことを言いました。
自分でも鬼のように覚えているもんだと思いますが(笑)、
「先生、また校長室の冷蔵庫にアイスクリーム、隠しているんでしょ。御馳走してよ」
「おまえ、何言ってんだ。隠しているわけないだろ」
ま、フレンドリーというか。その校長先生が動揺してうろたえたのかどうかは、
しっかり記憶してはいませんが、生徒との距離が近いな、と思ったものです。
ただ、その学校、アンケート回答がまったくダメでした。
広報の先生が仕事をしないのです。
それが理由ではありませんが、女子校から共学校になる、というガセネタを
信じて、間違った記事を掲載してしまったことがありました。
編集部としてはハズカシイ限りです。
普通なら、記事チェックをしてもらって安心して印刷にまわすのですが、
その年は記事チェックが最後まで返信されてこなかったんですね。
後日、本ができてからお詫びをしましたが、結局広報の先生からは
何のリアクションもありませんでした。
その校長先生が赴任して5年。最寄り駅のとある進学塾を取材したことがありました。
そこの塾長に「あの学校(B学園)、まだ進路実績の伸びが見られないけど大丈夫なの?」
そうしたらそこの塾長は「校長も任期がもう1年なんだけど、その最終学年は何とかなりそうだよ」
その「結果」についてはノーコメント、としておきます。
そして、その女子校(B学園)は校長先生がかわりました。その新しい校長先生は以前別の女子校(C学園)で
校長をしていました。その「別の女子校(C学園)」はその先生の離任後、目を見張るほどに停滞していた
進路実績が回復しました。ちょっと前例がないぐらいに、です。
在籍中にその先生が種を撒いたのでしょうか?
なら、着任した先の女子校(B学園)でも「出なかった結果」がいずれ出るのかもしれません。
ここまでの内容なら、あえてここに書きません。
その女子校(B学園)で任期を全うした最初のほうの校長先生は、別の女子校(D学園)でいま、
校長に着任しています。前任の学校(B学園)よりも、もっと苦境に立たされている学校です。
「最寄り駅の進学塾」で聞いたあと1年はてっきり「定年」だと思っていました。
でも私学人に定年はありません。新たなフィールド(女子校・D学園)で剛腕を振るうその校長先生…。
私学人たるもの、最後まで私学のために尽くす…
どうでしょう、その精神。
特に部下の目線で考えてみたら?
そうですね、私立学校の経営論理は会社組織と違いますからね。

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