2017-09-13 Wed
きょうは難関大合格比率の平均値、TOP51-75の学校一覧にコメントします。4分割後に都県別五十音ソートしていますから、
上から実績順に並んでいるわけではありませんので
注意してみてください。

TOP51-75の25校中には東京、神奈川、埼玉の公立中高一貫校が計10校
含まれますが、この中で卒業生の実績は最長の学校で7年分ですので、
7年平均値推移からは除外しています。ここには私立15校が並んでいます。
進路実績で見ると公立中高一貫の平均的な進路実績とがっぷり四つに組んだ
私立校群と見ることもできます。
△▼は2007-2013、2008-2014、2009-2015、2010-2016、2011-2017と
5つの「7年間平均値」(国公立大、早慶上智、MARCH実績の平均値の総合値)
の推移を示したもの。△は上昇、▼は下降です。
そして最後の数字は、2007-2013の平均値と2011-2017平均値の差です。
この数字が大きいほど上昇度も大きいと言えます。
ある1年が突出しているだけでは、この値は大きくなりません。
▼が2年連続している学校は1校、2007-2013と比較して2011-2017の値が
マイナスの学校はこれも1校だけ。
それぞれ別の学校です。
前回のTOP76-100に比べると着実な学校が多いと言えるでしょうか。
15校中△△△△と4つ並ぶ学校は8校。
2007-2013の平均値と2011-2017平均値の差で見ると、最高値の学校が
+67.5ポイント。最低値の学校が+16.5ポイント。
近2年で△▼となった学校が5校ありますから、
徐々に減速していると見ることができます。
15校の中でもっとも快調に積み上げているのが
東京都市大付属。
2015年には都内私立で受験者総数1位となる快挙でしたが、
その後、2年連続で20%減。
質的転換を図る時期なのであればよいのですが、
この間、東大合格者を数えないだけに、受験生が他校へ流れていると
すれば心配なところです。(ただし、2014年は2名合格)
2007-2013の平均値と2011-2017平均値の差は+30ポイントあっても
安心できません。
△△△△と4つ並ぶ8校中、大妻、共立女子、国学院久我山、
湘南白百合学園では2017年の国公立大実績が7年中7位。
国公立大、早慶上智、MARCHの3カテゴリー中、
7年中で3位以上をマークしたカテゴリーがない学校も3校あり、
(→田園調布学園、湘南白百合学園、山手学院)
油断は禁物です。
この7年間平均値の推移は、2014年以降に大ブレーキの年が
1年あるだけで数字を押し下げてしまうわけですが、
多くの学校が上位私大の合格者絞り込みから、ここ2年で大きく
挽回するのが難しいとすれば、いかに着実に積み重ねられるか
が分かれ目。
その点では高輪、富士見に安定感、着実さという意味で
優位を感じます。
それにしても富士見を除けば、女子校の苦戦が目立つ
TOP51-75のような気がします。
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