2017-09-12 Tue
きょうは難関大合格比率の平均値、TOP76-100の一覧にコメントします。4分割後に都県別五十音ソートしていますから、
上から実績順に並んでいるわけではありませんので
注意してみてください。

TOP76-100の25校中には東京、千葉、茨城の公立中高一貫校が計4校
含まれますが、この中で卒業生の実績は最長の学校で6年分ですので、
7年平均値推移からは除外しています。ここには私立21校が並んでいます。
△▼は2007-2013、2008-2014、2009-2015、2010-2016、2011-2017と
5つの「7年間平均値」(国公立大、早慶上智、MARCH実績の平均値の総合値)
の推移を示したもの。△は上昇、▼は下降です。
そして最後の数字は、2007-2013の平均値と2011-2017平均値の差です。
この数字が大きいほど上昇度も大きいと言えます。
ある1年が突出しているだけでは、この値は大きくなりません。
▼が2年連続している学校が4校、2007-2013と比較して2011-2017の値が
マイナスの学校がこれも4校あります。
▼▼とマイナスが両方という学校が3校で、マイナスが2桁ということは、
少なくとも2014-2017の4年間で復活の兆しが見られない、ということが
言えます。
▼▼で+4.4ポイントの茗溪学園は2007-2015の貯金がなくなった形。
△▼で-1.6ポイントの宝仙学園はできのよかった1期生(2013年)の数字を
超えていけない状況を示します。
いっぽう△△△△の学校は21校中11校。このうち伸び幅が大きく、
将来的にTOP51-75のゾーンへ上昇していけそうなのは、
広尾学園、東京農業大学第一、青稜などのように見えます。
ただし、伸び幅20ポイント台、30ポイント台でも
ここ2年で急ブレーキがかかっているケースもあり予断は許しません。
2014年、2015年の貯金が大きい学校もあります。
なお、武蔵は合格者数非公表、進学者数のデータですので、
このTOP75-100に属していますが、合格力としてはずっと上のランクと
言えます。△△△△で+4.3ポイントの「進学力」ということは、
安定していて、ここ7年では変化なしと見てよいでしょう。
早稲田も早大へは内部進学者を除いた一般合格者のみのデータしか
含まれていませんから、+20ポイントは安定感のある数字です。
逆に△△△△にもかかわらず+20ポイントを割っている
4校には急減速の懸念があります。
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