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北城洋一

Author:北城洋一
受験情報誌の編集長として16年。並行して受験情報サイトをプロデュース。その後、2015年夏からフリーに。誰でも当事者のときは必死なのに、過ぎてしまえばすっかり他人事?場合によってはわが子の受験なのに他人事? 最近は学校さえもそんな「ライトな保護者」にあわせて、表面的な誠実さで生徒募集してるとか。利害関係、オトナの事情があるから、誰もそれをストレートには言えないか。ん?言ってみる?

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人気集中?共学進学校のせめぎ合い
さて、これから中高一貫の1期生が卒業する、

前回取り上げた共学校4校。

中学新設の八王子学園八王子を除くと、

共学化の前年の受験者数は3校で600名ほど。

それが4校で4600名を超えているわけですから、

受験者数の中に「重複」が含まれるにせよ、

かなりの人気過熱ぶりと言えます。

「時代は共学校」…これは公立中高一貫校が増えたことも

背景にあるのかもしれません。

特に東京では伝統の中高一貫校=男子校・女子校ですから、

共学の進学校=新興勢力、ニューウェーブとなるわけです。

広尾学園の進路実績急上昇は間違いなく追い風になっていると

みます。

そんな共学校人気の歪みがどこに出るのか。

ひとつは女子校人気の低下。いまに始まったことでは

ありませんが、募集困難校はどんどん拡大する傾向にあります。

だからといって、女子校が共学化するだけで成功するわけではないのは、

これまでにブログに書いた通りです。

さらにはこうして人気を集めている共学校の間でもシビアな

競争が発生しています。

もっと言えば今回の4校の間でも、実績が未知数にもかかわらず、

早くも差がつき始めているようです。

安田学園は2017年春に高入生の共学化1期生が卒業しました。

共学化初年度は男子239名、女子133名、計372名の高入生が入学し、

前年の高入生男子118名から大幅増となりました。

しかしながら進路実績は

国公立大、早慶上智、MARCHで、

6.9%、13.4%、42.1%→2.5%、3.9%、22.6%と半減。

難関大実合格者数でも前年を上回ることはできませんでした。

今後、高校募集を主力に進行するなら、そこまで大きな影響はないかも

しれませんが、共学化して中高一貫生も倍増していますから

これは心配な結果です。

ちなみに2017年の中学募集定員は152名。前年も同様です。

安田学園の場合、高校では一貫生・高入生は別クラスで

それぞれ2ライン、3ラインにクラス分けされています。

最上位クラスの人数は一貫生・高入生合計で50名強。

全体人数の2割まで届きません。

また共学化前年の2013年から、中学募集も

先進・総合の2ライン募集になりました。

先進は1クラスないし2クラス、総合は3クラスないし4クラス。

学校側は人数比1:3から徐々に1:2に近づけようとしています。

クラス分けのスタイルはともかく、進路実績をじっくり伸ばそうと

考えているようにも思えます。

それでは八王子学園八王子はどうでしょう?

中高一貫1期生の卒業は2018年ですが、その直前の進路実績は

国公立大、早慶上智、MARCHで、

3.5%、5.2%、32.8%。

1学年500名前後の規模の学校ですから、高入生のみで

MARCH30%台は健闘していると言えます。

ただし、ここ3年は自己ベスト更新がないようです。

一貫1期生に期待がかかるところですが、

2018年の卒業を前に、募集状況はどう循環しているでしょうか。

2015年までは中学募集定員105名のうち特待生選抜30名募集を

2/2午後に設定していましたが、2016年から東大・医進と

改称、2/1午前、2/1午後、2/2午後で計35名というスタイルに。

どこかで聞いたことのあるネーミングです。

栄東+広尾学園÷2(笑)。

東大・医進はすべて特待生とのことですから、一貫特進2回

に対して特待選抜が3回、というわけです。

結果として2017年は全受験者の85%が東大・医進狙いでした。

受験生も特待合格なら…という心理状況なのでしょうが、

特待を得られる期間をしっかり把握しての

受験なのでしょうか。これも心配です。

手元には2014、2015年の特待選抜の合格者入学予定状況が

ありますが、それぞれ6/36,18/44ですから、

ネーミング変更後も、

募集定員35名まで特待入学レベルが揃うことはなさそうです。

2017年の中学入試結果を見ると、

東大・医進志望者もほとんどが一貫・特進でスライド合格

していて、3回の東大・医進入試もスライド合格まで

含めると、競争倍率はそれぞれ1.11倍、1.06倍、1.08倍。

さて、2015年から高校のクラス編成が変わり、

中高一貫生は別クラスで最上位クラス(3クラス)、

高入生はアスリートクラスも含めた5ライン構成。

高入生は最上位クラスから順に11クラスが

2、4、2、2、1(アスリート)となりますから、

最上位クラス+3クラスで、全体実績がどれだけ上昇するか

まったくの未知数と見ます。

結局、新設共学進学校同士がせめぎあって、受験生が毎年

大きく流動し、1期生卒業までのわずかな?時間でも

一貫生のレベル維持が難しい状況になりつつあります。

またそれだけ2015年スタートの2校が強力に

追い上げているとも言えます。

次回も引き続き、後発の学校が受験生を引きつける、

そして追い越す、戦略について考えてみようと思います。



■学校別・最新進路実績推移の一覧・リンク集はこちらから↓
【最新2010-2016】学校別・進路実績7年間推移グラフ・リンク一覧

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テーマ:中学受験 - ジャンル:学校・教育

中学入試改革のホンネ | 13:50:00 | コメント(0)
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