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北城洋一

Author:北城洋一
受験情報誌の編集長として16年。並行して受験情報サイトをプロデュース。その後、2015年夏からフリーに。誰でも当事者のときは必死なのに、過ぎてしまえばすっかり他人事?場合によってはわが子の受験なのに他人事? 最近は学校さえもそんな「ライトな保護者」にあわせて、表面的な誠実さで生徒募集してるとか。利害関係、オトナの事情があるから、誰もそれをストレートには言えないか。ん?言ってみる?

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進学へのモチベーションを維持するために???
よく高校募集のない6年完全中高一貫校では、

中3、高1の時期に中弛みが生じると言われます。

一貫生にとっては高校入試がないわけですから、

ある程度はいたしかたのないところでしょう。

進学に対する意欲が6年間安定して保持される必要が

あるとも思いません。

高校募集のある学校では、中学3年間終わったところで

新しい仲間たちが合流します。

高1から混合クラスになる場合は当然のこと、

そうでない場合もどんなレベルの同級生がやってきたのか、

一貫生も気になるところです。

一貫生にも優秀な生徒がいる一方で、高入生にも優秀な生徒が

いて、進路実績上も互角ということであれば、理想的なのですが、

学校として進路実績を伸ばそうとした場合、その対策によって

両者のバランスはどんどん崩れていきます。

まずは一貫生に対しては、先々で大学受験対策をみっちり行う

前提で中3時点ですでに高1の内容を先取り学習する場合が大半です。

こうなると公立中を経由した高入生とは潜在的な学力がどうであるにせよ、

授業進度はかなり差がついていることになります。

一貫生が高入生に対して進路実績上で優位に立つケースが多いのは

そのためです。

中学受験をする前提で言うのであれば、こうした一般的なケースで

何の問題も感じることはありません。



以前、付属中高に対しての考察でこうした中高の合流を調べたことが

ありました。

ある付属校では一貫生は外部進学、高入生は系列大進学という傾向が

顕著でした。

これは在校生の何割が系列大に進学するかによっても違うわけですが、

系列大進学率が5割を切ったあたりから、

上位生は外部進学という傾向が一層強まります。

好例は日大第二でしょうか。

系列大進学率は30%弱で、それを差し引いた外部難関大合格率も

私立校トップ100に迫るポジションですが、進路実績推移には

ここ数年大きな動きはありません。

その意味合いは上位生が外部進学するからといって、残った生徒が

系列大に進学できるとは限らないからです。日本大学の系列校には

さまざまな推薦進学のルートの中のひとつに統一試験というものがあり、

ここで一定レベル以上のを成績を残さないと、推薦進学がかないません。

広い意味で多くの在校生が多かれ少なかれ大学受験対策をした上で

進路を決定しているということになります。

もちろん大学としても付属校の生徒たちの中から上位層を除いて

受け入れるというのでは面子が立ちません。

そうすると結果的に付属校であっても積極的に外部進学をする層、

系列大進学をする層、系列大進学がかなわない層と3分割されてしまうという

ことになるのです。

別の付属校の例でもこんな話を聞きました。

他大への指定校推薦枠を活用して進学を決める層、系列大内部進学の要件を

満たして進路決定する層、そして最後に残されるのが難関大へ外部進学を希望する層

なのだそうです。

成績上位層ほど最後まで進路が決まらず、周囲は早々と大学を決めて、残りの高校生活を

エンジョイするようになる。

それなりにモチベーションが高くないと難関大への進路実績が伸びない原理が

そこにあるわけです。

もし選んだ学校が付属校ではないとしても、

成績によるクラス振り分けが頻繁に行われ、

上位クラスに所属しないと難関大へ手が届かないとしたら

どうでしょうか。

大学受験の時点までモチベーションを保ち続けることが

可能でしょうか。

ある女子校で聞いたのは「受験は団体戦」

自分も苦しいけれど、クラスメートもみんな頑張っている…。

男女で感覚に差があるかもしれませんが、日本人なら

そんな連帯意識もあるはずです。

でもBクラスの自分が頑張ってもAクラスのみんなには

きっとかなわない、さらに言うなら学校の指導が上位クラスに

手厚い…そう思ってしまえば明らかにマイナスです。

次の年の募集までを睨めば、難関大学合格数を増やすことが

学校としての急務、ボトムアップよりも、

上位層をより伸ばすことに関心が高くなって当然かもしれません。

見極めるべきはそこだと思うのです。

中学3年間の時点でより上位層を選抜し、

選び抜かれた少数の高入生の壁を超えさせることで結果を残すことが

当たり前になってくると、こんな理屈も無意味になってくる

かもしれません。

進路実績を急伸させている学校は魅力的に見えるいっぽうで、

細かく分析するとこうしてさまざまなロジックが

隠れている可能性も大きいと思います。

あとは受験生がそれを「あり」だと考えるかどうかの問題です。

MARCH実績ひとつにしても、「伸ばす」ための手法は

存在しているわけです。

現状認識が薄い学校のいっぽうで、数値目標至上の学校も

存在するとすれば、適正を見抜くのは受験生しかありません。




■学校別・最新進路実績推移の一覧・リンク集はこちらから↓
【最新2010-2016】学校別・進路実績7年間推移グラフ・リンク一覧

独自ドメインブログ・こことは別内容→中学受験DEEP-INSIDE 2016-17

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テーマ:中学受験 - ジャンル:学校・教育

「中高一貫」を理解する | 14:45:00 | コメント(0)
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