2017-07-24 Mon
一貫生実績を伸ばすより、高入生実績を伸ばすことが難しいのは、東京を中心に考えると
全体の上位生が中学で受験してしまうことも
あげられますがそれだけではないようです。
高校入試の場合、内申点を持っている生徒と、
入試得点力の高い生徒は必ずしも一致しません。
以前ある進学校の説明会に参加したとき、こんな説明をされました。
5科23や22の受験生が5科21や20の受験生より得点上位に
なるとは限らないので、内申基準を上げすぎると
逆にいい生徒が取れない、とのことでした。
その学校では出願基準を18あたりに設定し、そのうえで筆記試験で
合否を決定していたと記憶しています。
確かその年は合格率がいちばん高かったのは内申5科21でした。
内申点と入試得点の不一致はこうして広く知られていますが、
学校側が手堅く生徒を確保しようとしようとすれば、
この内申基準に頼る結果になるようですが、
これと学力の高い生徒を集めることとは完全には一致しないと
見ています。
6年間で一貫生を伸ばすよりも、3年間で高入生を伸ばすことが
難しい背景がそこにあるような気がしています。
逆の見かたをするなら、3年間で高入生を伸ばせる学校は、
一貫生も伸ばせるということでもあるでしょう。
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