2017-07-16 Sun
ここまで受験校を選ぶときに、進路実績が停滞している学校より上昇している学校を意識したほうがいい、という一般論を書いています。
複数ある受験候補の中から、相対的にどっちがベターかという
判断のヒントになれば、と考えて学校のピックアップをしています。
どの学校も自らは進路指導が順調のように語ります。
実際にはその推移にはかなりの学校差があるわけです。
確かに進路実績推移が
伸びている、安定している、停滞している、劣化している
のどれに分類されるかにとらわれ過ぎても本質が見えなくなる
と感じています。
個々の学校事情をふまえて、年度ごとの結果を客観的に
判断したいところです。
進路実績の伸びが評価され、入試が人気になり、難易度が上がり、
より高いレベルの受験生が集まるという好循環により、
進路実績の伸びが継続する。
このパターンが最強ですが、そんな成功例は多くありません。
特に中高両方で募集している学校であれば、
それぞれの入試事情があり、話は簡単ではありません。
進路実績への貢献度が一貫生・高入生で均等というのは
あくまで理想ですが、多くの場合その内訳は表面化しません。
高入生が優秀であれば、それを中学入試に活かし、
その逆も学校が意図するところでしょう。
結局は中高運営のビジョンの問題になります。
進路実績の推移では順調のように見えても、
意外と一貫生を伸ばし切れていない学校も多いようです。
中高一貫の成果が十分にあがっている学校を見極めるには
こうしたデータの細部にも関心を持つべきだと思います。
■学校別・最新進路実績推移の一覧・リンク集はこちらから↓
【最新2010-2016】学校別・進路実績7年間推移グラフ・リンク一覧
独自ドメインブログ・こことは別内容→中学受験DEEP-INSIDE 2016-17
最新の2010-2016難関大合格実績推移TOP100ランキング記事はこちら(有料コンテンツ)
コンテンツを整理して利用しやすい環境を整備中です!応援クリックもよろしくお願いします!

にほんブログ村
- 関連記事
-
- 伝統校の大いなる苦悩(35校め) (2017/07/20)
- 進路実績を伸ばすのも生徒たち自身のため(34校め) (2017/07/19)
- 完全中高一貫で学力差が気になる場合(33校め) (2017/07/18)
- vs高入生…中高一貫生のアドバンテージ (2017/07/17)
- その学校を「中学で」受験する理由 (2017/07/16)
- 一貫生、高入生どちらを先に伸ばす?(32校め) (2017/07/14)
- 伝統の都心女子校が上昇の兆し(31校め) (2017/07/13)
- 進路実績の加速減速を再度フィルタリング (2017/07/12)
- もうひと押しを阻む要因は高入生?(30校め) (2017/07/11)
スポンサーサイト