2017-07-10 Mon
去年、ことしと大きな動きは見られずとも2007-2010と2014-2017のプラスのギャップが目立つ学校
ということで、
進路実績の伸びについて着実さが感じられる学校を
拾い出したつもりでしたが、
まったく意図せず、ここ2、3年で失速、減速している
学校が続いてしまっています。
実績が伸びている学校を手放しでホメるのにも
抵抗がありますが、
失速、減速の原因を探るのも
骨が折れる作業です。
できれば難関大合格者減の逆風に耐えてなんとか現状維持程度に
読み取れれば十分だと思うのですが、
伸びていたはずの学校へのこれまでの期待もあって、
なかなかそうはいかない様子です。
まあそれでもここ10年の「貯金」がある学校と
使い果たしてしまった学校では差があるということでしょう。
きょうは東京の女子校・共立女子。
国公立大よりも難関私大現役合格の志向が強い学校です。
2016年まで6年連続で現役進学率90%超。
2007~2015年の9年間でMARCH実績自己ベスト更新が何と8回。
2016、2017年は2年連続で実績ダウンが見られますが
まさにこの間の貯金がモノを言っているように見えます。
早慶上智実績も含めて、伸び始めた当初の実績に
戻ってしまったようなことは決してありません。
7年間推移の順位では、
7↓=3↑=4↓で
難関私大についてはかなり健闘しているようです。
国公立大実績は2015年に初めて10%を超え、
その後、質的変化が見られるのかと思ったのですが、
現役進学優先を貫き、その意味では生徒ひとり一人が
無理せず、多様な進路を選び取っていると言えるかもしれません。
1都3県の女子校の中では、群を抜いて
国公立大→早慶上智という相関が薄い
(=早慶上智第一志望者が多い)志向が読み取れます。
いかにも千代田区という都心にある女子校の
個性と言えるような気もします。
■学校別・最新進路実績推移の一覧・リンク集はこちらから↓
【最新2010-2016】学校別・進路実績7年間推移グラフ・リンク一覧
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