2017-07-07 Fri
急加速ののちに急減速。進路実績のアップダウンの理由は外から見てなかなかわかるものではありませんが、
実績にムラがある、ありすぎるのはやはり印象が良いものでは
ありません。
長い間低迷を続けていて、突然復活したかのように実績が
上昇し、これまた急に止まってしまう。
湘南白百合学園の場合も不可解でしたが、
それ以上に不可解な学校が東京の女子校・実践女子学園です。
そしてこの突然復活したかのような実績上昇が
募集の人気に結びついておらず、総受験者数は4年連続の減少。
それでも、
2007-2010と2014-2017のギャップ(+)だけで判断すると、
けっこうなプラスになっています。
それは2007-2010の数字がかなり低いからです。
2012年から3年連続でMARCH実績で自己ベスト更新。
早慶上智実績も2013年、2014年と自己ベスト。
それまでMARCHは2002-2011の10年間更新がありませんでした。
早慶上智も2003-2012の10年間という長期停滞。
いきなりのブレイクも半信半疑なら、募集の人気にそこが反映しない
点も重ねて不可思議。
2015年、2016年と勢いは止まったものの、数字が大きく下がったわけ
ではなく小休止とも思える状況でしたが、
2017年実績はそこから大幅ダウン。
結局は連続自己ベスト更新前の数字に戻っています。
7年間推移の順位で言えば
7↓=5↓=6↓
もったいないと思えると同時に、客観的な現状把握が
なされていないのかも?と思える急変だと言えます。
2013年、2014年の水準をしっかりキープできれば、
難易度の割にはいかにも「お買い得」と注目を集めたはずですが、
それはかないませんでした。
そして2017年入試では2年連続で
1.1~1.2倍という低倍率。
首都圏模試の結果偏差値はこれを受けて消滅して
しまいました。
2/3入試の欠席率が80%というのを見ても、
受験層の狭さがわかります。
今更の厳しいコメントになりますが、
虚勢を張ってでも合格者数を絞ったほうがよかったのでは?
そんな思いにもなります。
260名という募集定員が重くのしかかる、
そんな入口&出口の好ましくない循環です。
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