2017-07-01 Sat
2/1から入試がスタートする東京・神奈川から見て、千葉・埼玉の入試はまずは腕試しと受験生が集まってくる入試です。
よって必然的に第一志望者の比率は下がり、合格ラインは上がります。
千葉・埼玉の学校からすれば、レベルの高い受験生を集めると同時に
第一志望の受験生もしっかり確保し、入学生の満足度もしっかり
上げていくことが求められます。
千葉の私立進学校といえば、まず名前があがるのが渋谷教育学園幕張。
続いて市川、東邦大付属東邦、昭和学院秀英などでしょうか。
この中で東京都と江戸川を挟んで接している市川市にある
市川中高は東京からも通いやすく多くの受験生を集める学校です。
以前は男子校で、過去には4000名を超える受験生を集め、
2011年に栄東にその座を譲るまでは首都圏の中学入試でもっとも受験生を
集める学校でした。
2007-2010と2014-2017のギャップ(+)を見た場合に、
市川の強みと言えるのは何といっても国公立大実績です。
7年間推移でいう国公立、早慶上智、MARCHの順位でも、
2↓=4↑=6↓で、
難関私大実績はここ3年は落ち着いた数字ですが、
国公立大実績は高いレベルで推移しています。
2012年から2016年まで5年連続ベスト更新、はなかなか
できることではありません。
2013年から4年連続で30%超でもあります。
男子校時代のモチベーションの高さは共学になっても維持されている
印象です。
いっぽうで早慶上智は自己ベストが2014年、MARCHは
自己ベストが2011年ですから対照的です。
難を言うなら現役進学率ということになります。
共学校で60%台半ばの推移は、低い部類に属します。
ただ千葉県内の私立進学校を比較すると、見事なまでに
国公立実績が高いほど現役率が下がるので、
とりたててそこが弱点には見えません。
実は2017年の国公立実績で言うと、市川の国公立大合格率(卒業生数に対する比率)
34.2%は渋谷教育学園幕張に次いで2位で、
東京・神奈川・埼玉の共学校でこの数字を上回っている学校は
ありません。学年400名超の規模でこの数字をマークしていることは
価値が大きいと思います。
参考までに合格者実数ではこれは開成、渋谷教育学園幕張、麻布に
次ぐ数字のようです。
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