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北城洋一

Author:北城洋一
受験情報誌の編集長として16年。並行して受験情報サイトをプロデュース。その後、2015年夏からフリーに。誰でも当事者のときは必死なのに、過ぎてしまえばすっかり他人事?場合によってはわが子の受験なのに他人事? 最近は学校さえもそんな「ライトな保護者」にあわせて、表面的な誠実さで生徒募集してるとか。利害関係、オトナの事情があるから、誰もそれをストレートには言えないか。ん?言ってみる?

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進路実績の一年一年の積み重ね、でしょうか
「大きな変動ではないが、着実な伸びの学校」

の途中ですが1本だけ違った方向性の話題を差し挟みます。

前回の記事で「本郷も城北、桐朋を追い越すところまで来た」と

書いたことが発端です。

毎年毎年常に進路実績と入試の受験者数推移を並行して

分析していて、偏差値の序列についてはさほど関心を持って

見ていません。

偏差値の序列で一喜一憂するのは

学校側から見ても、さほど意味がない

と思っているぐらいです。

ただ独自ドメインのブログのほうで、ここしばらく偏差値の話題を

続けているので、そこからインスパイアされた部分がありました。

簡単に言うと、入試の偏差値=学校の人気は、意外なほどに進路実績に

敏感です。そうでない場合もありますが、期待できる学校ほど

先物買いされます。広尾学園がいい例です。

ところが逆の傾向が出るとじわじわと受験生の質が低下します。

見てみたいのは桐朋の推移です。

2012年→
1次名受験435名・合格229名=1.9倍
2013年→
1次名受験435名・合格229名=1.9倍
2014年→
1次名受験367名・合格230名=1.6倍
2015年→
1次名受験429名・合格229名=1.9倍
2016年→
1次名受験379名・合格132名=2.9倍
2次名受験512名・合格202名=2.5倍
2017年→
1次名受験407名・合格157名=2.6倍
2次名受験545名・合格263名=2.1倍

2016年から2/2に2次入試を新設しました。

偏差値としては2013年は63(首都圏模試)だった80%ラインは

2017年は1次66、2次70と上昇しています。

四谷大塚は2013年は56だった偏差値は1次55、2次61と

変化しています。

表面的には受験生が増えて

入試回増設は成功したようにも見えます。

倍率も上昇しています。

ただ気になるのは2016年、2017年を比較すると合格者数を

増やしたことでしょう。

いっぽう進路実績は

国公立大の自己ベストが2003年の48.0%。

以来40%超えは2回のみ。

早慶上智の自己ベストは2011年で92.3%で

直近2017年は62.0%

これに対しMARCH実績は2013、2014、2016と頻繁に

ベスト更新。

現役進学率のほうは2006-2016の11年間で50%超えはわずかに3回。

つまり進路実績は停滞したままです。

1回入試の学校が2回入試にした場合、

同じ定員が分割されるために、難化すると見る向きがあります。

首都圏模試の数字はそれを裏付け、四谷大塚の数字は逆を示します。

受験者数が2次のほうが多いということは1次を受けていない

志望者が受験しているということ。ましてや2/2入試です。

2017年を例にとって、1次の不合格者すべてが2次も受けたとすれば、

295名は1次を受けてない層です。

2/1入試ですでに第一志望校に受かっているかもしれません。

そもそも合格者数を多く出したのは歩留まりを読んだからでしょう。

当然合格ラインが上がっても入学率は1次より低いことが想定できます。

1回入試の学校が2回入試にするリスク、という話です。

さて、2018年入試で伝統校の巣鴨が2回入試を3回に増設します。

ところがここでも「定員が分割されるため、難化する可能性がある」という

情報を発信しているサイトに出会いました。

この時点で入試回を増設する事情を考えれば

1回を2回にするよりも苦しい台所であることは

想像がつきますが、大人の事情で「難化の可能性があるので、第一志望者は

要注意」とコメントしてしまうのがこの業界の恒例です。

巣鴨についてはすでに進路実績変動が顕著な学校で紹介済ですので

ここではその推移については多くを語りません。

入口よりも出口を重視するほうが本質を見失わないか、

またしてもそこに戻りました。

3回入試にするぐらいなら2次を午後入試にしたら?

まあそんな無責任なことは言えませんし、

それもリスクが高い話です。

70名の高校募集がありますが、高校受験生も進路実績には敏感です。

とりあえずは、現役進学にこだわらない志の高さは、

昨今の少子化の流れの中では世間に評価されにくい、

ということにしておきます。

■学校別・最新進路実績推移の一覧・リンク集はこちらから↓
【最新2010-2016】学校別・進路実績7年間推移グラフ・リンク一覧

独自ドメインブログ・こことは別内容→中学受験DEEP-INSIDE 2016-17

最新の2010-2016難関大合格実績推移TOP100ランキング記事はこちら(有料コンテンツ)








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テーマ:中学受験 - ジャンル:学校・教育

中学入試改革のホンネ | 09:30:00 | コメント(0)
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