2017-06-14 Wed
ここ5年ほどの傾向を見ると、MARCH実績を伸ばし、早慶上智および国公立大実績を伸ばし、入試の難易度とともに
進路実績でも見る見るうちに上位に食い込んでくる上昇校は
数少なくなりました。
特に高校募集も行っている学校では現役でMARCH合格を
掲げる傾向が強く、中高一貫生もそちらの志向に
寄り沿っていくかのような状況も垣間見えます。
それなりに国公立大合格力がないと、今回のように難関私大の
一気の合格者絞り込みの影響をもろに受けてしまうようです。
その点で東大合格者を常に2桁出すような上位校の多くは
こうした難関私大の動向にも最小限の影響しか受けていない
と言えます。
東京の男子校・海城は、
高校募集を停止して以降、また一段と進路実績を伸ばし、
2013~2015年にはベスト更新がつづきました。
並行して現役進学率も男子校としては高い60%をキープし、
安定感抜群の実績を残し続けています。
2016年はせっかくの流れの中でやや実績を落としましたが、
翌年しっかり盛り返しています。
2016年、2017年を比較して、早慶上智、MARCHとも
伸ばした学校はトップ100圏内にわずか10校しかなく、
海城はそのうちの1校。
このグループには桜蔭、聖光学院、フェリス、渋谷幕張
などの校名が見られます。
いわゆる地力のある学校ばかりです。
もし仮に1年、2年不調の年があっても、
必ず挽回してくる学校ばかりです。
そう見えても、緩やかに下降に向かう学校が
絶対にないとは言えませんが、予兆のある学校は
現役進学率低下にあらわれます。
プライドは高くても、高校3年間ではそこまでの実力が
ついていないということです。
海城のような男子校はそういった特徴を
とらえた上で選択するのがよいとかねがね
考えています。
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