2017-05-31 Wed
ここまで紹介してきた進路実績7年間推移の順位値、いまのところ学校サイトに掲載されている中で
↑1=↑1=↑1や↓7=↓7=↓7などの中央値12を
下回っているのは前回、全体の2割と書きましたが
具体的には確定しているのは以下の18校。
桜蔭,鴎友学園女子,攻玉社,順天,頌栄女子学院,成城,
東京都市大学付属,東京農大第一,広尾学園,富士見,本郷,早稲田,
鎌倉学園,聖光学院,洗足学園,フェリス女学院,渋谷教育学園幕張,
大宮開成です。
2017年春の大学合格実績でまず特徴的なのは、いままで
自己ベスト更新をマークする学校が多かったMARCH実績が
一様に伸び悩みとなった点。
MARCH実績が7年中1位だったのは、
桜蔭,攻玉社,フェリス女学院のわずか3校で、
しかも、この3校は国公立大や早慶上智の実績の高い学校です。
7年中2位だったのは、
開成,恵泉女学園,頌栄女子学院,東京都市大学付属,東京農大第一,
富士見,早稲田,カリタス女子,洗足学園,渋谷教育学園幕張
10校。この中でも開成や渋谷幕張の校名が気になります。
いっぽうで7年中7位だったのは18校。
この中に麻布、栄光学園や女子学院の名前も見えます。
MARCH実績が伸びたトップ校の中には
前年の現役進学率が低く、過年度生がMARCH実績に寄与した
可能性が浮上しています。
言い方を変えれば余力がある進学校となるでしょうか。
いっぽうで例年目立っていたMARCHまでなら頑張れると
見える学校が減少したのは大学側の発表合格者の絞り込みも含め、
MARCH合格のハードルがやや上昇した結果と言えるかも
しれません。
MARCH実績7年中2位の10校の中でも、国公立大や
早慶上智を並行して大きく伸ばしているとはいえない学校は
開成、恵泉女学園、カリタス女子など少数派で
ほかの学校は進路実績全体が大きく動いているようです。
結果的にMARCH難化ということなのかもしれませんが、
これまでのようにまずはMARCHを伸ばす、という発想で
壁にあたるケースが見られ、わずかな例外を除き、
2017年春に限ってはMARCH実績に進路実績全体の勢いが
象徴されているようで、変化を感じます。
■学校別・最新進路実績推移の一覧・リンク集はこちらから↓
【最新2010-2016】学校別・進路実績7年間推移グラフ・リンク一覧
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