2017-05-25 Thu
このパターンで100校ほどの主要進学校をすべて網羅しようということではなく、それぞれの学校が置かれている状況と、最新進学実績、
さらには推移の傾向を読み取っていこうという試みです。
今回は番外編。
最新実績を7年間での合格実績(率)の順位ということで
掘り下げてますが東京・神奈川の女子校でいうと、
女子学院、豊島岡は思いのほか低調な実績で、
フェリスはかなり良好な実績でした。
この3校の動きはキタシロの想定をやや上回っています。
桜蔭の最新実績が判明したので、
きょうはそこを紹介したいと思います。
番外編としたのは、伸びた伸びないで一喜一憂する学校とは
思わないからです。
とりあえずも各記事の冒頭に毎回この数字記号の意味を記しておきます。
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最初の数字が国公立20大、次が早慶上智、
3つめがMARCH実績で
2011-2017年の7年間の数値のうち、
17年春が何番めの数値かを示します。
↑は前年16年春の値と比較しての
上昇・下降です。
======================================
桜蔭の最新実績を順位表記すると、
↑6=↑2=↑1でした。
通常の上位校とは数がまったく逆の並びです。
最後のMARCH実績↑1については
週刊誌の速報時点でその可能性が読めていましたが、
実際学校が公表する段になると減少すると見ていました。
速報値は147で学校公表値は128…19人しか減りませんでした。
例年週刊誌に掲載されている速報値と学校公表値が違うのは
特に過年度生が合格を学校に報告しないため、と見ています。
MARCH実績については合格しても進学意思のない合格が
多いのです。
キタシロの記憶では毎年のように、トップ校なのに
MARCH実績が前年を上回る?と気になっても、
実際の学校公表値は少なく出ることの繰り返しでした。
やはりこれは前年の現役進学率が女子校ながら70%を
大きく割り込み、過去最低とも言える2008年に
次ぐ65.4%しかなかったことへの反動のように思います。
内訳は非公表ですが、MARCH実績の多くは過年度生の
実績で実際には進学しないのではないでしょうか。
桜蔭をもってしてもこういう年があるものです。
御三家クラスの中高は前年の不首尾の反動があっても、
MARCH実績に簡単には「逃げない」。
いや「逃げない」というよりは、数字が表面化しにくい
のが通例です。
そして国公立大、早慶上智のベスト更新はなかなか
起こりません。
桜蔭は東大志望者、医学部志望者の比率が
非常に高いわけですが、今回は早大、
明大、東京理科大の合格者増加が目立っています。
いずれにせよ、前年実績の反動からの↑と見て
良さそうです。
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