2017-05-21 Sun
前年実績から大幅ダウンした学校の2校めです。単純に最新の実績が思わしくなかった、だけの理由で
ピックアップするのは気がひけます。
しかし、進路実績が理由なく偶然大きく下がることは
まずありません。
必ず背景があるものです。
今回の流れで7年間実績の「順位」に注目して
分析していますが、あくまでも視点であって
この3カテゴリーの順位がその学校の状況を
端的に表すとも言い切れません。
6↓=7↓=7↓という
この学校の大幅ダウンを見てそう思います。
例によって各記事の冒頭に毎回この数字記号の意味を記しておきます。
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最初の数字が国公立20大、次が早慶上智、
3つめがMARCH実績で
2011-2017年の7年間の数値のうち、
17年春が何番めの数値かを示します。
↑は前年16年春の値と比較しての
上昇・下降です。
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6↓=7↓=7↓ですから、早慶上智、MARCHの
2カテゴリーで7年間で最低の数字でした。
学校名は豊島岡女子学園。
過去11年間で見ると、どのカテゴリーでも
自己ベストがまったくなかった年は2009年、2012年と
17年春を含めて3回だけで、常に安定して伸ばして
来ましたから、かなり意外な印象です。
東大合格者も前年の41名から21名へ半減させてしまいましたが、
この部分も含めて前年までの反動と思わざるを得ません。
他の上位校にも見られる傾向ですが、
国公立大に志望をシフトし、そもそもの難関私大志望者が
減少している中で、国公立大に結果が出ないと
全体の数字が大幅ダウンとなってしまうのでしょう。
7年間で6番めの数字ですが、国公立大合格率は8年連続で
30%超え。桜蔭、女子学院に次ぎフェリス女学院と並ぶ
高率ですから、次年度の巻き返しは必至と見ています。
仮に大幅ダウンでも悲観すべき内容とはいえない場合もあると
思います。
■学校別・最新進路実績推移の一覧・リンク集はこちらから↓
【最新2010-2016】学校別・進路実績7年間推移グラフ・リンク一覧
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