2017-04-16 Sun
ここまでの流れで大手塾でも結果を残している塾とそうでない塾の明暗が
はっきりわかったかと思います。
「何が何でも」と社運を賭けて対策を講じ、
積み上げられたノウハウは簡単には失われないようです。
まあ、基本的にはサピックス1強ですから、
そこはわかりやすいですが。
面白いなあと思ったのは、
たまたま本棚の奥で見つけた自分が制作した塾情報誌の
2008年版入試実績。
2008年といえば、都立中がまだすべて出揃っていない年。
最後の4校、大泉、富士、三鷹、南多摩の一期生は2010年
入学で2016年、2017年と一貫生が卒業して数字を残している
わけです。
現在、都立中といえばenaという評判が立っていますが、
2008年実績では影も形もありません。当然のことです。
多摩地区を地盤とするenaはこの都立4中の募集開始とともに
都立中合格実績を積み重ね、いまや全合格者中、高い高い
占有率を誇るようになりました。
まあ、歩留まりその他のツッコミどころはあるのかもしれませんが、
手元に実データがありませんので、そこは触れません。
神奈川では相模原が伸びています。
平塚も母体校のイメージとはまったく違う進路実績になりつつあります。
相模原は栄光ゼミナールが高い実績を残していますが、
今度は横浜市立南、横浜市立サイエンスフロンティアの市立2校については
湘南ゼミナールが力を入れてきました。
中学受験でサピックスと正面切って戦っても歯が立たないのは目に見えている
わけで、昨日も書いたように、高校受験と絡めた戦略を組み立てるには、
「公立中高一貫に強い」はマイナスになるはずがありません。
業界の中では少ないパイの奪い合いが熾烈に繰り広げられているようです。
というわけで、この先はサピックスひとり勝ち、を合格者占有率から
客観的に調べてみようと思っています。
■学校別・最新進路実績推移の一覧・リンク集はこちらから↓
【最新2010-2016】学校別・進路実績7年間推移グラフ・リンク一覧
独自ドメインブログ・こことは別内容→中学受験DEEP-INSIDE 2016-17
最新の2010-2016難関大合格実績推移TOP100ランキング記事はこちら(有料コンテンツ)
コンテンツを整理して利用しやすい環境を整備中です!応援クリックもよろしくお願いします!

にほんブログ村
- 関連記事
-
- 【中学受験】大手塾の学校別合格者数の話PART4 (2017/04/20)
- 【中学受験】大手塾の学校別合格者数の話PART3 (2017/04/19)
- 【中学受験】大手塾の学校別合格者数の話PART2 (2017/04/18)
- 【中学受験】大手塾の学校別合格者数の話 (2017/04/17)
- 進学塾の生き残り戦略と中学受験… (2017/04/16)
- 塾の勢力図もかなりのスピードで変化する (2017/04/15)
- 1年ごとの「勝負」の差がこんなに!? (2017/04/14)
- 【重要】引用した併願データが偏る原因 (2017/04/13)
- 進学するなら「有名な」学校、ですよね、ね? (2015/11/15)
スポンサーサイト