2015-09-21 Mon
この学校はこれでいいんだろうか?こう書き始めるとブログ主の個人的感覚では
「いまどき、そんなやり方じゃダメだろう」
と言っているように思われるかもしれません。
でも、あくまでこちらの主観であって、「違うんじゃないか?」という部分も
人によっては
「それは単なる一面だよ、浅いわ」
ということも往々にしてあるのです。
正直ブログで書くのはちょっと怖い面もあります。
以前のS学園(え?男子校の?女子校の?両方?)の話もそこを思い出していただければと。
大きな成果を出している学校には必ず反動、別の側面があるのはしかたないですから。
核心を突こうとすると、前置きが長くなるのが常です。
どうも予防線を張ってしまいます。
以前このカテでM校のことをブログに書きました。
そこまで(←塾説のエピソード)やるとかえって違和感がなあ、と。
また別の記事で「拠点塾」の塾長先生のブログがアクセス集めていて…
とも書きました。
その塾長先生はM校のご出身で、その塾は俄然M校に強い塾なんですよ。
自分としてはひたすら、そんな現役進学率でいいのか、と問い、
学校はそんな表面的なことにとらわれるか、現役進学率などいっときのもので、
人生全体を考えたら、大学受験に焦点を当てている時点で間違っている、と。
(ちょっと言葉が強いですかね?)
こういうとところも私学の価値観の面白さ、です。
M校では校外で何かをやるにしても、ほとんどの場合が現地集合だそうです。
その場所までどうやってたどり着いて、どうやって帰るかは自分で考えろ。
そういう自主性の重んじ方、自己判断力の醸成は大切だと思います。
もちろん自調自考、といった精神は人生の先々でモノを言いますけど。
自分は北海道の公立校の出身ですが、高校で東京へ修学旅行にやってきたとき、
「これはさ、別に個人旅行じゃないし、東京はもう何度も来ているから、
みんな(友人たち)が行きたいところへ行けばいいじゃない。
いくらでもつきあうよ」と主導権を放棄しました。
すると自分たち3人は友人の親戚の一人にに六本木で車で
ピックアップしてもらい、西新宿の高層ビルまで行くのに
大渋滞で一時間半かかったのを覚えてます。
「六本木から西新宿まで環七通る必要あるんだっけ?」と。
自由時間は有限なのになあ、と感じました。
自分がつかんでいる世界の中で、自由で自己責任。
でもたかだか16、17歳でつかんでいる世界はさまざまですから、
世界の広い奴もいれば狭い奴もいる。
あまりにフリーだと、その世界の広い奴にめちゃくちゃ影響されそうな気がします。
それが早くに「大人の世界を知ってしまう」ということでもあるんじゃないかと。
うまく表現できないんですけど、それを高校生のうちにそれをやってしまう弊害も
あるように思うんですね。あくまで地方出身者の視点かもしれませんが。
ただでさえ東京は刺激が多い。
その中で狭い世界しか知らない子は、そこそこその学校で世界を広げてもらえばいい。
その年でとてつもなく広い世界を持った友人に
「きみってなんてお子様なんだ」と鼻で笑われて、なにくそ!と
思う必要は別にないんじゃないかな、と思います。
ちょっとイメージが先行していますが、その過程に保護者が確実にかつ
適切に絡むべきで、子どもたちで自主独立はちょっと違うような気がします。
難関大学進学より、映画「スタンドバイミー」の世界を体験するほうが尊い、
という意見も否定はしませんけどね。
それが、少々の失敗でもめげない精神を養うなら、あり、ですね。
わざと失敗を誘発させて、考えさせる教育、ですかね。

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