2017-02-10 Fri
きょうは前回に引き続き、都立中高一貫のここ2年間での偏差値の変化を
見ています。
今回使用するのは首都圏模試センターの偏差値です。
四谷大塚とは母集団が違うため、偏差値も違うわけですが、
おおむね首都圏模試センターのほうが高く出ます。
これは四谷大塚の会場テストを受ける集団のレベルが
若干高いと考えてよいようです。
さて、ここ2年間での変化。

首都圏模試センターの場合はこの2年ですべての都立中で
80%偏差値が上昇しています。
5ポイント上昇している学校もあります。
この数値で判断すると、
応募者減で難化?どころか、
明確に難易度はアップしているように受け取れます。
まさにここが偏差値のマジックであると
いえそうです。
再度前回の四谷大塚の偏差値と比較してみると
都立中における両者の偏差値の差は平均3.7ですが、
南多摩・男子では首都圏模試センターが7ポイント
高く、武蔵・女子では四谷大塚のほうが逆に1ポイント
高くでています。
つまり学校によってバラバラ。
さて、どちらが正しいのでしょうか?
首都圏模試センターの偏差値表にはこうあります。
※公立中高一貫校の合否分布はかなり広いものと
予想されます。
今回紹介した偏差値は80%偏差値ですから、
確実に合格するラインを探っていくせいで、
ラインが上昇している可能性があります。
つまりは一般的な会場テストで
都立をはじめとして公立中高一貫校の
合格可能性を探るのにははっきり無理があるということです。
単なる目安でもいいから知りたい、
という気持ちはわからなくはないですが、
公立中高一貫の場合は、偏差値の推移では
実際の難易度の変化は読み取れない、ということです。
次回は私立中との併願について話題を進めます。
★明日の更新はお休みします
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