2016-12-31 Sat
この流れ、最初の目的は、午後入試受験生が増えているという統計を紹介しようということでした。しかしながら、そこから見えてきた傾向は、
午後入試実施校は増えていて、各校の入試1回あたりの受験者数は
減少傾向であるということです。
そして着目したのはその際の実質倍率です。
2倍以上で明らかな競争が発生している学校がある反面、
1倍台前半でほとんど競争が発生していない学校もあります。
とりあえず合格にしておいて、残って入学してくれるのを待つ、
ということです。
学校から見て午後入試を採用したら最後、
なかなか降りられないのはわかります。
受験生の数より、質を高めたい、と入試回数を減らして、
第一志望率を高めようとする学校はあまり見かけません。
入試回数を増やしても、総受験者数は変化がない学校のほうが
多いわけですから。
理屈から言えば、一時的に午後入試を採用して、
受験者を確保し、一定の期間で実績を残して学校の人気を高め、
そののちに午前入試主体へ戻す、という発想は
あると思うのですが、なかなかこれは成功しません。
それよりは意地でも午後入試には流れない、という学校のほうが
踏みとどまって状況をよく見ているとさえ思います。
今回は短めにしておいて、次回は、
午後入試の採用で実績が伸びている学校、
現状維持をはかっている学校、ジリ貧の傾向がみられる学校…
そんな観点で掘り下げてみたいと思います。
2016年…1年間ありがとうございました。
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