2016-11-15 Tue
一昨日のブログ記事を少しフォローします「計算力???」
とタイトルにあったので読んだ方は多いのだと
思います。
これは以前にも書きましたが
5÷2がわかれば500÷200もわかる。
そういう部分もあります。
7:11と
100:450ではどっちが比率が大きいか。
これならどうでしょう。
100:250ならどうですか?
8:11と
比較したら比率はどうでしょう。
この部分を「暗算力」と称しました。
中学受験をするようなお子さんには
いないとはおもいますが、
比率を比べるときに、
250-100=150
11-7=4だから、
100:250のほうが比率が大きい、と
答える生徒がいると思います。
簡単に言うなら「比」が理解できていない。
これ実は分数がわかっていないということでもあるんです。
できていないまま大人になってしまう人もいると
思います。
まずはここまで
「どうしてそんなわかりきったことを展開するんだろう」
と読めていないともう袋小路でしょうね。
「比」の概念もそうですが、暗算力が根底にあると思います。
メモを取りながら計算するシーンは生活していてそんなに多くありませんから。
例えば11:7と7:11は逆数の関係です。
多いほうから少ないほうを見る。少ないほうから多いほうを見る。
これは視点の転換。
増加率なのか減少率なのか。
数字と言うものは時間などの軸にあわせて変化します。
国勢調査で人口を40年前と比べたのは、自分のルーツを
紹介したかっただけではなく、何に気づくかということを展開した
かったからで、やっぱり一度の記事ではヘビーでした。
もう一度その割とどうでもいい?40年前の人口の比較をしてみましょう。

・都市によって増えていたり、減っていたりする
・その比率が極端だ
・増えている都市が多い
・(このなかで)いちばん増加率が高いのは?
etc.
目のつけどころはいろいろです。
さいたま市の1975年の人口はなぜ空欄?
さいたま市は40年前にはありませんでしたね。
日本の人口は少子高齢化で今回の国勢調査で
5年前の前回の国勢調査と比較して減少に向かいました。
減少率は0.75%です。
全国平均で0.75%の人口減少ですが増加している地域もあります。
5年間で23%も増加した町があります。
首都圏ではここまで急激には増えません。
なぜでしょうか?
何だか資料読み取り問題の解法みたいなカンジに
なってしまいましたが、ベースは暗算力、そして
視点の展開により事象の立体化という作業だと思います。
人口の増減は統計表上だけの現象ではなくて
実際にその街に変化がもたらされていると
いうことです。
【週末記事】で続けていると延々終わらないので、
あと1回ぐらい書きます。
それにしてもこんな分析がさっとできるのは
データがネットで公開されているからですね。
ネットで公開されているこうした全国市町村のデータを
エクセルで集計分析がこんなに容易であるとは。
自分が小学生の当時を比較すると当たり前ですが
隔世の感があります。
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