2016-10-27 Thu
一昨日の記事がどストレートかつ過激なオチになってしまいました。こういう内容になるほど注目を集める、というのは
あまり好ましくない傾向だと思っています。
すべての保護者にご理解いただけるはずはないと思っていますが、
やっぱり一人でも多くの受験生が夢と希望を持って
中高一貫校に進学してほしいと思っています。
多くの場合、
どんな学校に入学しても、それなりの満足度は得られるものですから、
だいたいは中学入試が終わってホッとして肩の荷が下りた状態になります。
そして大学付属校以外は大学受験の6年後になって、ハラハラドキドキ
気をもむことになるわけですが、もう高校3年生にもなると、
保護者が横からああだこうだ言っても、さほど気にも留めないものです。
そのときに自分で実に多様な選択肢の中から判断して
選び取れる能力を身につけていれば御の字ではないでしょうか?
ただし、受験→合格→入学までの過程であまりに親子間で「負のドラマ」が
展開され過ぎるとそのダメージ回復に多くの時間を費やすことになり、
とても不幸です。
次のようなエピソードを聞く機会は確かにめったにないのですが、
山の手の某女子校でこんな話を聞いたことがあります。
ブログにかつて書いた内容ですが、
第一志望、第二志望に夢破れて不本意ながら入学してきた生徒さんの
比率が高く、中学3年間かけて自信を回復させ、高校へ送り出してあげるために
こんな取り組みをしている…という内容でした。
お粗末ながら「こんな取り組み」の部分は何かのノート交換だった気がするのですが
すっかり忘れてしまい、
「不本意ながら合格した生徒の自信回復に学校が汲々としている」
「3年かけて高校に送り出す」
この2点が衝撃的でした。
中高一貫校なのに「高校に送り出す」???
知らずにそんな学校に入ってしまったら、ちょっとショックかもしれません。
徒歩圏のその学校でいいよ、みたいな滑り止め校の決め方もあったのかもしれませんが、
滑り止めだったけど、面倒見のいい学校に拾ってもらった…という感想を
持ちたいものです。
ですから不本意ながら滑り止めの学校をもう1校選ぶ!という場面で
妥協は禁物です。
ホンネのホンネを言えば個人的にはそこへ入学するぐらいだったら、
公立中へ行って、都立(県立)の上位校目指したほうがいいかも?
という部分もあるのですが、怖いのは
「あのお宅、中学受験してたけど、どこへ入ったのかしら?」という
他人の目が気になることでしょう。
世間の目は厳しくああだこうだ、言うものです。
○○ちゃんは○○中、○○ちゃんは○○学園。
あれ?○○ちゃんはどこかしら?
中学受験をするために塾へ通っているのはヒミツにはできないわけ
ですから、とにかくどこかへ入っておけ…こうなりますし、
中堅以下の学校はそれで食べているわけです。
進路実績の有望さで募集をし続けているわけではありません。
その意味では中学受験はかなり残酷なシステムだと
思います。
そうまでして…の部分を保護者もしっかり覚悟して
わが子の将来のためになる、時間を無駄にしない、
そんな選択をしていきたいものだと思うのです。
あれ?別にまとめるつもりはなかったのですが、
なんだかいつもこうなります。
再度「第一志望」へ話を戻さないといけませんね。
どうもこの話題は「併願校」→「受験校」→「入学校」
に隣接しているので、独自ドメインブログ
と話がかぶってしまっていけません。
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