2016-10-19 Wed
永年の経験則でモノを言うことを否定するつもりもないし、実際に自分自身も経験・体験の中から記事の題材を選ぶことが
多いのも確か。
一昨日の記事で、人気校=受験者数の多い学校はほぼ進路実績が
優秀だが。すべてがすべてそうではない、と書きました。
やはりこういうのは、数字の並びのぱっと見の感覚だけで
言うべきではないだろうと思い直し、
東京の受験者数上位50校の2016年受験者数を実際に並べて
確認してみたわけです。
キタシロとしては難関校、超難関校、中堅校など、
具体的なイメージをもって記事に書いているわけですが、
その具体的なイメージは読み手にはなかなか伝わりません。」
ある人にとってはその学校は難関校でも、ある人にとっては
中堅校という場合もあるわけで。
某ブログで公立中高一貫校の頑張りで、
中堅上位校が割を食っているという記事がありました。
中堅上位校?
具体的には?
当ブログの合格指数評価によれば、
1都3県、300校余りの私立中高を4等分した上位4分の1と
その次の4分の1の間に25校程度の国公立中の実績が均等に
ではないけれど食い込んでいる図式。
まさに先日再掲した図解です。
簡単に言えば私立中高の4分の3は公立一貫校の実績には
届いていなくて苦戦している。
例えば都立中が開校した影響を受けてこれらの学校群が
実績下降線をたどっているかは何とも言えませんが、
こうなると上位進学校、中堅上位校、中堅下位校、
底辺校と4分割したうえで、いちばん上を除いた4分の3は
進学する価値を感じないという極論にもつながりそうです。
これはちょっと違うと思うのです。
ざっくり言い過ぎだと思います。
まあ入試の受験者数などというものは年度ごとに上下しますから、
細かくこだわるのも意味がありませんが、
「受験者は少ないけれど伝統ある学校で、小規模で質が高い」
いっぽうで
「とにかく急進的で受験生は集めているが、将来は未知数」
そんな学校もあるんですね。
未知数だから、先々大きく化ける可能性もあります。
実際に期待通り大きく化けてきた学校もあるわけです。
ただ十年間「未知の魅力」で受験生を集めている学校も
あるんですね。
ということで、きょうは東京で受験者数上位50校の
基本的なキャラ分布をそれこそざっくりですが
集計してみたので紹介しましょう。
一歩踏み込んだ解説は明後日を予定しています。
東京上位50校以降の分析も間に合うようなら
してみたいと思っています。


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