2016-10-15 Sat

週末記事です。
きょうの記事は最後まで読んでも中学受験にたどりつかないと
思いますが、それでもよければお読みください。(笑)
保護者ブログに限らず、本末転倒なブログってけっこう多いですね。
ブログ=日記と解釈してしまえば、
「きょう、こんなことがあった」で終わりなんですが、
うまくタイトルをつけて、「何があった?」と思わせることで
記事を読ませます。
意外と身内しか読んでいないのかと思いきや、
お互いにブログを読んでPVを助け合うSNSさえ
あるようです。
ランキングサイトはブロガーが更新を励みにしてくれないと
始まりませんから、うまいビジネスを考えたものだなあ、と
思いますね。
何をどう伝えるかは二の次のブログ…
ある面、本人がメンタルの安定のために書いている、という側面も
あるのでしょうが、伝えたいことがないというのは
なかなか悲しいものがあります。
問題はそれを伝えてどうするか、なんですが、○○へ行ってきた…
それで? おしまい(笑)。

中学受験ディープインサイドも、文字ばかりで読みづらいブログだとは
思います。進路実績推移グラフなど、ときどき画像を添付していますが、
基本は文章。ほんとうはもっと図解やイラストを入れて
読みやすくしたほうが親しみがわくでしょうね。
○○へ行ってきた…ブログでも写真があると一応は読みやすい。
デジカメがあれば、いやケータイがあれば誰でも写真が撮れる時代です。
いや最近は写真というより動画も誰でも撮れます。
しかしながら何をどう撮ったら、何がどう伝わるかだと思うんですね。
そう思っていたらカメラマンのブログに出会いました。
カメラマンだから写真はプロ…と思いきや、
何をどう伝えるかはあまり感じません。
もしかしたら、文章ばかりだと疲れるので、写真も添付しているだけ?
そしてその人は毎回言います。
機材を立派にしても、写真は心がこもらないといい写真じゃない。
自分のブログは写真以外に文字で伝えているので、写真家としての
ブログじゃない…。なかなかキタシロに負けず理屈っぽい(笑)。
で、あなたはそのブログで何を伝えたいの?
モノクロの写真がそこらのケータイ、デジカメブログとは
一線を画しているにせよ、結局は○○へ行ってきた…ブログと
あまり変わらないように思いました。
もちろんそういうブログを支持する人たちがいてもいいのです。
表現は自由ですから。
そこで自分が考えたのは写真家は文字でなく写真で伝える…
というくだりについて。
ことばがいらない力のある写真ってどんな写真でしょうか。
答えは割と簡単です。
レアな瞬間を切り取った写真でしょう。
レアな瞬間、誰が見ても「え?」と思うような「瞬間」を
切り取った写真ですね。例えば、
山頂からの雲海の写真。カワセミが水面で魚を捉えている写真。
天候や光の加減に加えて、撮影者がコントロールできない条件下で
その瞬間を捉えた写真です。
夕陽の写真はその易しい版。

好天であれば夕陽は毎日1回というか、数十分の間、地球上の
どこにいてもチャンスがあります。
レアさを加えるなら、夕陽と何をいっしょに撮るかですからね。
キタシロは別に写真家を志向していないので、
レアな瞬間を待つということはまずありません。
でもそういう写真が好きな人は延々と待ちます。
延々と待ったらそれが撮れるのか。
こんな場面に出くわしました。
鳥寄せ写真家。アングルとフレームを決めて、レンズの前に餌をおいて、
小鳥を待ちます。置きピンでフラッシュを焚いて、小鳥たちがはばたいている
写真を狙います。
鳥撮りってはばたき写真を狙う人、多いですよね。
問題ははばたいてくれる小鳥の種類です。
スズメ、でもいいですか?

キタシロは思います。小鳥は目も耳も人間より上なので、
コンデジ(コンパクトデジカメ)であろうと、シャッター音は聞いています。
一眼レフなら、シャッター音はけっこう大きいですし、この場合は
ストロボだって焚いています。
こんなふうに話しかけました。
「すっかりシャッター音にも慣れちゃっていますね」
すると、そのカメラマン、
「食欲には勝てないからね」
はばたきフェチを責めるわけにはいきませんが、
そうまでして「止める」=「瞬間を切り取る」ことにこだわる
撮り手もいるんですね。
高速シャッターへのあこがれ、これを作品として公表して
共感を得るか、自分だけで密かに楽しむか。
どっちでもいいですが、そのカメラマンは
特定の狙いを持って時間を過ごしていたわけです。

ブログに話を戻します。
そのブログが何狙いか、どっち向きか。
ツイッターやインスタのように共有目的は
さほど強くない、セルフメディアのような気がしますね。
そんなブログでもランキング上位に位置している
この文化ってなかなか面白いと思うわけです。
いっぽうで、誰も読んでくれないと
嘆く人もいる。それが理由か更新が続かない人もいるでしょう。
読んでもらえる内容を書くのが先か。
読んでもらえるから書けるのか。
キタシロが写真を撮るのはおおかた「記録」です。

そこから何かを読み取り、その記憶を誰かと
共有するため、もしくはレアなタイミングを捉える
技術を磨くための「記録」です。
写真も文章も「伝える」って
ほんとうに難しい作業だと思いますね。

独自ドメインブログ・こことは別内容・毎日更新→中学受験DEEP-INSIDE 2016-17
最新の2010-2016難関大合格実績推移TOP100ランキング記事はこちら(有料コンテンツ)
コンテンツを整理して利用しやすい環境を整備中です!応援クリックもよろしくお願いします!

にほんブログ村
- 関連記事
-
- 【最新進路実績7年間推移】学校別・第33回=城北 (2016/10/22)
- 【最新進路実績7年間推移】学校別・第32回=山手学院 (2016/10/20)
- 【最新進路実績7年間推移】学校別・第31回=芝 (2016/10/18)
- 【最新進路実績7年間推移】学校別・第30回=洗足学園 (2016/10/16)
- 【週末記事】写真で伝える、文章で伝える (2016/10/15)
- 【最新進路実績7年間推移】学校別・第29回=成城 (2016/10/14)
- 【最新進路実績7年間推移】学校別・第28回=大宮開成 (2016/10/12)
- 【最新進路実績7年間推移】学校別・第27回=聖光学院 (2016/10/10)
- 【最新進路実績7年間推移】学校別・第26回=渋谷教育学園渋谷 (2016/10/07)
スポンサーサイト