2016-09-11 Sun
【週末記事】です。まあ、同じことの繰り返しなんで。
でも金曜の日テレ「高校生クイズ選手権」どう見ましたか?
自分は事前にチェックしていなかったので、ド頭からは見ませんでしたが、
あの番組を見て何を感じましたか?
埼玉のある高校に関しては、とんでもないプロモーションになりましたよね。
まだ全国区じゃないもん。全国1位でも。
校長先生喜んでいますよ。
そういう背中を押す学校ではあります。いい意味で。
広告費換算で何千万でしょうね。番組中で何回校名が呼ばれたか。
まあテレビ番組ですからそういうつくりでもあるわけですが、
演出に上手に乗っかったとこだけ使っているわけですが、
あれを見てさすが有名校のお子たちだわ、賢いわと
感心しただけならとんだポンコツ保護者ですよ。
まさか中学受験しなくちゃってアレを見て思いませんよね。
番組的には中高一貫生か高入生かは問題にしていませんが、
アメリカ本土に渡った出演高校生の少なくとも6割が中高一貫生でしょう。
まあいいです。
この話を長く引っ張るつもりもありませんが、こういうところに出てくる
高校生はその、自分が思う意味ではさすがです。
大昔、中学生向けの学年別雑誌の編集長をしていたころ、
こんなことがありました。
夏が過ぎると中学三年生向けの月刊誌では高校入試情報のページが
始まります。
記事の人気ランキングを調べると、不人気記事のトップ3なんですが、
「ためになった記事」のランキングだと、ちょっと順位が上がります。
年度末に向けてどんどん原価が厳しくなっていき、無駄なページは1ページも
作らない姿勢になったとき、この全国高校受験情報の6~8ページが
編集長としてはすごく気になるわけです。
まあ、要らないとはならないのですが、本当は読者はこの記事をどう思って
いるのだろうと、あるとき思いつきでアンケートをとりました。
「全国高校入試情報の記事についておたずねします。」
1.ためになるのでこのままでよい
2.読まないので特に必要ない
3.役に立つ記事だと思うが自分の県の記事だけで良い
さあ、1~3のどの答えが多かったか。
3、でした。4割ちょっとが3.という答えでした。
素直なよい読者です。
編集部ではスタッフに言われました。
「相手は中学生だから、編集長、それは無理ですよ」
まさか、ここの読み手まで
「何を言おうとしているかわからない」
なんて言わないですよね。
ここがわかる能力って何でしょうか?
知識でしょうか、論理でしょうか。
何歳でこれは身につく能力でしょうか。
永遠に身につかない人もいますけどね。
別に中学受験しなくても身につきますが、
心ある中高一貫校はここからしっかり教えていると思います。
少なくとも高校生クイズ選手権の最後のほうに残った
高校生はそれが理解できるから番組が成立するんじゃないでしょうか。
そうそうあの戦車が出てきたシーン。ニューメキシコの鉄道で
負けた3組が空港に向かっていなかった時点で敗者復活戦なのだし、
そこで慶應女子の二人をディズニーワールド&タイムズスクウェアに
残したいと演出サイドなら考えますけどね。
個人的には自分が高校生だったらアメリカ横断するより
リオ五輪を見たかった、そんな気もしましたけど。
まあ勝ち残らないわな(笑)。
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