2016-08-28 Sun
ケータイにカメラ機能がついて以来、一段と写真を楽しむ人が増えました。デジカメの普及からまた一歩、写真が身近なものになったと思います。
なぜ人は写真を撮るのか。
記録ですかね。
思い出の記録。
当然ですが、記録すべき価値を判断して、
シャッターを押していると思うんです。
そしてその価値判断が人によって違う。
きょうは夕陽の写真をお届けします。
自分はよく風景写真を撮りますが、
観光名所の写真がいちばん多いですね。
多くは自分がそこへ行った記録と言う側面がありますが、
まずはきれいな景色、独特の景観を記録したいと
シャッターを押すわけです。
ただ夕陽の写真は少し傾向が違います。
もちろん晴れていてオレンジ色がきれいでなければ
撮らないわけですが、単なる太陽の写真、ではないように
思うんですね。
そこに何がしかの「レア感」があるから、
記録したいと思うということです。
きょうはそのレア感の意識を振り返ってみようと思います。
きっかけはこんな写真が撮れたからです。

さあ、どこでしょうか。
名所ランキング的には国内300位ぐらいじゃないですか?
夕陽の名所?
としてはこの地域で第1位なんかではありません。
その前段階として、この写真。
これも場所がどこかを説明しなければ、ほう、とはなりません。

ただ自分の中ではこの2枚が連続していて、
最初の写真は2番めがあって撮れた1枚です。
ここ数年、夕陽の写真を意識していることが多くなりました。

この写真も同じく北海道のどこか、ですが、
夕陽の名所でもなんでもありません。
初めて夕陽を撮らなきゃ、と意識したのはこの場所で、

空を見て、日没時間を確認して、急いで列車で移動。
駅からタクシーを飛ばして撮影ポイントまでたどりつきました。
このとき思ったこと。
「夕陽…ベストな条件」にはなかなかならないものだ。
どうでしょう。条件としては70点ぐらいですかね。
未練があったので少し撮影場所を変えて、
こんな夕暮れ写真を撮ったぐらいです。

このときの不完全燃焼は、この写真につながりました。

これはかなり望遠で狙っていて、ここまで映るとは思って
いなかったんですね。いかに高所から撮っていたか。
このときもたまたまこの観光名所のこの高層ビルへ行き、
「よく晴れているなあ、もう1~2時間したら、夕陽かな」
そう気づいたわけです。
その後、同じシチュエーションで、これを撮りました。
夕陽待ち。

最初の高層ビルからの写真の5か月後のことでした。
こうして見ると、東京近辺の夕陽の写真はほとんどないですね。
まあ、上のは大都市の中心方向ということでは似たようなもんですが。
見事なほどに夕陽って自分の中では旅先、非日常の写真として
区分されているのかもしれません。
でも、これは一応、東京ではありませんが、
都会の夕陽ですけどね。

あ、そうそう今回の夕陽ショットをまとめるのに、このビルからの
海の夕陽と

田園風景に沈む、同じ地域の夕陽を紹介しておきます。

そうでした、レア感を振り返る、という話でした。
晴れた場所に高い場所に上って夕陽を待つ…
このパターンの写真が3枚。良く晴れているということ、
見晴らしのいい高いビルの展望台が近くにある、というのがカギでした。
でもこの中には場所指定、待ち伏せ不可のものもあります。
最初の写真と最後の写真は乗り物で移動しながら撮ったもの。
気象条件、位置関係だけでなく季節のことも考えると、1年待っても
同じシチュエーションにならないかもしれない、そんな写真です。
2日連続で撮れるのかもしれないし、3年待っても撮れないかもしれない。
そんなすれ違いざまのカットなのです。
そこをわかって撮る夕陽はまた格別です。
露出が合うこともなかなか自分にとっては難易度が高いのですが、
それでも朝日の写真よりは何倍もカンタンですから。
写真の楽しみ…一期一会の魅力と思えば、素晴らしいものになるわけです。
その一期一会を意図的に引き出す「読み」こそが、
経験値かもしれません。
自分の位置・方角を知り、日没時間との駆け引きをするのが
夕陽写真の極意ではないでしょうか。
まあわかる人にはわかるので、どこで撮った夕陽かはここでは
書きません。旅先で自己判断で夕陽ポイントを見つけてみるのも、
旅の楽しみですからね。

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