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北城洋一

Author:北城洋一
受験情報誌の編集長として16年。並行して受験情報サイトをプロデュース。その後、2015年夏からフリーに。誰でも当事者のときは必死なのに、過ぎてしまえばすっかり他人事?場合によってはわが子の受験なのに他人事? 最近は学校さえもそんな「ライトな保護者」にあわせて、表面的な誠実さで生徒募集してるとか。利害関係、オトナの事情があるから、誰もそれをストレートには言えないか。ん?言ってみる?

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【週末記事】鳥を撮る…後天的上達のベースを探る
週末記事ということで、きょうは鳥撮りの話をします。

160120center_02.jpg

鳥って可愛いね、という話なら、

好きかどうかという主観で終始するでしょうね。

野鳥なんて可愛いと思わない、興味がない、という人は

そういう人なのでぜひ読み飛ばしてください。

野鳥撮影と言わず、鳥撮りと呼ぶには理由があります。

高性能な機材で作品として瞬間を切り取る芸術性は

求めていないからです。

160422mejiro2v.jpg

3万円のコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)を

ポケットに忍ばせて、決めポーズ以外の鳥の表情を

撮るのが面白いからです。

当然ですが、野鳥は人間よりも視覚・聴覚にすぐれて

いますから、シャッター音には敏感です。

よく望遠レンズ&三脚使用で連写しているカメラマンが

いますが、被写体にとっては迷惑な話だと思います。

被写体にストレスをかけていると思いますよ。

なぜそう思うか。

鳥を撮っていて目線が合うことが多いからです。

「撮ってんの?」

とこっちを見ているのです。

その何割かは通常の警戒心の一環で左右を見渡している

だけかもしれませんが、人間のモデルさんのポートレートのように

雰囲気のある視線はずし、は鳥さんはしてくれません。

警戒距離の内側に撮る側が踏み込んだ時点で、相手は逃げますから、

撮る側は適切な距離を探りますが、

そりゃあ寄ったほうがよい写真になるわけで、距離の詰め合いが

撮影のキモなわけです。

「どこまで近づけるか」

常に念頭に置きながらレンズを向けています。

すると、「この距離なら大丈夫」と相手がリラックスしてくれる

ことがあります。被写体を可愛いと思う瞬間はここです。

160726oshi2v.jpg
↑ひとりぼっちのオシドリの♀

「敵じゃない、と信頼してくれた」そう感じるからです。

もうひとつ撮影チャンスがあります。

これは被写体が夢中になっているとき。

仲間とのじゃれ合い、採餌の瞬間があげられます。

警戒心をしばし解いているタイミングです。

もちろんコンデジはオートフォーカスでピントを合わせる作業は

自動的に行われます。

しかしそれ以外のすべての判断は人間がしなければいけません。

1.被写体の発見、レアさ加減

2.構図と光の向き・露出

3.被写体の状況

4.仕上がりの精度

これらはすべて日々の積み重ねがモノを言うのです。

鳥撮りに限ったことではありませんね。

あらゆる写真撮影に共通の事項じゃないかと思います。

ふだんから言いますが、

ここで「写真が好きなんですね」という感想を持つ人は

アウトです。極論を言えば中学受験にも向きません。

他人がどんなことに関心を持とうと、自分には関係ない、

という人種だからです。

違うことの間にある「共通点」を探そうとしない人種です。

自分が言いたいのは写真への興味・技術は後天的に

養われるものだからです。いや写真だけでなく興味・技術が

後天的に養われるケースはいくらでもあるでしょう。

これは言い換えると自分が上達する過程を楽しむということでもあります。

1.の被写体の発見に含まれるのですが、

それが撮るべきシーンなのか、の判断があります。

面白いのか面白くないのか。自然の被写体にリクエストやオーダーをする

ことはできませんから、その瞬間を人為的に作り出せないとすれば、

あらゆる瞬間がレアです。

ということはそれがレアであることに気づく、そんな能力が

写真撮影で養われます。これはセンスの問題ではなく意識の問題です。

構図の中の配色というややセンスに寄った要素もなくはないですが、

その場面がレアかどうかの判断力は、経験により向上するのです。

日々これまで撮ったことのない珍しい鳥に出会うことはありえませんし、

珍しい鳥がいるという噂で山奥に分け入っても、運よく狙った被写体に

出会うことはまずないわけですから、遭遇した瞬間瞬間を大切に

記録することの積み重ねだと思っています。

よく見かける鳥でもなかなか出会わないシーンというのはけっこう

あるものです。それに気づくかどうかがすべてです。

ここ最近、意識しているのはツーショット、マルチショットです。

自然環境というのは不思議なもので、野生に適した環境には

多様な種が集まります。

同じ場所に違う種類がいることは珍しくありません。

種類が違うと、縄張り的なバッティングの可能性が少なく、

さまざまなマルチショットが狙えます。

まあカラスとスズメでは魅力ありませんが、

まったく違う分類のツーショットで、いかにそこが生息に適した

環境なのかが伝わるのだと思います。

最近遭遇したのがこのカットです。

160803kf4.jpg

カルガモはレギュラーなので、どんな鳥ともツーショットになる名人ですが、

この日のパートナーはカワセミでした。

160503kf4.jpg

カワセミの習性として木の枝などにとまって、水面を見つめ、獲物を狙う

シーンがよく見かけられますが、この日のカワセミ君は、川の上でホバリングして

水面降下したものの空振りで、河原に下りてきてしまいました。

そこへカルガモが通りかかったわけです。

「夏バテでぼんやりしているカワセミを気にかけるカルガモ」

こんなタイトルはどうでしょうか。

冷静に考えて夏の時期は巣立った幼鳥が一人前になる季節です。

ですから、ガードの甘い個体を多数見かけることができる撮影のチャンスです。

次の写真はアカゲラとヤマゲラ。どちらも幼鳥でなんだか夢中です。

160704akagera5.jpg
160725yamagera0.jpg

キツツキ系は習性上、夢中になっている場面に多く出会いますね。

キツツキが何かを感じて左右を見渡しているシーンに出会ったことはあまりありません。

問題は樹の幹にとまっているアングルでAFが効きにくいことでしょうか。

160804kogera.jpg
↑コゲラ。どんどん上へ登っていくのでAFが追いつきません。

キツツキ系は動きも早いのでAF負けします。

160816fif2.jpg

近いタイプでもこのゴジュウカラなどは、動きを一瞬止めてポーズしてくれるので、

背景がぼけた味の写真になるのです。

つまり被写体と場面が決定した段階で、撮影の難易度も瞬時に判明します。

これサッカーのゴールなんかと一緒で、難易度は成功のイメージに変換されます。

失敗体験が成功体験に結びつく瞬間なのです。

常に自分の対応力が試されるのが鳥撮りで、うまく対応することで

癒しのコレクションが増えていく…理論的にはそういう構造になっているんですね。

ちょっと説明しすぎたでしょうか?

これサーフィンでも陶芸でも登山でもなかなか再現性が乏しいという意味で

似たような構造はあるんじゃないでしょうか。



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テーマ:中学受験 - ジャンル:学校・教育

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