2015-09-03 Thu
明らかに進路実績が伸びていない、をどう客観的に表現するか、一見難しそうに思いますが、そうでもありません。
長期間「合格率」を集計・記録していて、
いちばん古いデータから任意の年度までの「最大値」を記録していけばいいんです。
簡単に言えば自己ベスト。
自己ベストを毎回更新しているアスリートが伸びていることは簡単にわかりますよね。
相対的な順位は別にして、絶対評価として頑張っている。
しかし、10年前に自己最高を記録してそれ以降記録更新がなかったらどうでしょう。
まれに何かの間違いですごい記録が出てしまうことが進路実績でもあります。
高地大会だった1968年のメキシコ五輪のような。確か男子走り幅跳びのビーモン(アメリカ)記録は
23年間破られませんでした。
トリビアを振っている場合ではありません。失礼しました。
そして突然変異の自己ベストもこのように統計するとマイルドになります。
7年推移で7回の記録をよかった順に1~7の順位づけをして、近3年の(順位の)合計値を算出する。
すると5+6+7=18が最低値で、1+2+3=6が最高値。13段階の目盛りが形成されます。
これを例によって国公立20大、早慶上智、MARCHの3カテゴリーで合計するなり、
平均してみると伸び状況が算出されるわけです。これは順位型。
順位ではなく伸びの度合いを数値化したい場合は、3年間の平均値÷7年間の平均値、これが簡単な方法でしょう。数値型。
この両方で上位の数字、もしくは下位の数字になる学校は、まあ言い逃れができないでしょうね。
おっとマニアックに数字のいじり方を説明して長くなってしまいました。
ここは方法論、ということで実際のランキングはこのあとで。
(ランキング自体は本日夜の定期更新で)

「もっと、もっと!」という方は応援よろしくお願いいたします!
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