2016-08-02 Tue
さて一連のPW記事がひと段落したところで、2016年春実績をふまえた1都3県+茨城の
全体的なランキング(難関大学合格率の7年間平均値)を
紹介してみたいと思います。
何度も繰り返していますが、
あくまで概念として進路実績上位TOP100校とは言いますが、
国立中高と公立中高一貫をここに加えると20校ほどの私立が
TOP100圏外へ押し出されます。
あくまで難関大学への進学校とてのポジションを激しく
せめぎ合っているのは、私立のみの順位で75位あたりまで。
合格率指数にして100前後の値の学校までといえます。
それは今春一期生が卒業した都立中高一貫の中で
都立大泉の合格率指数がもっとも低かった85.1(%)であることからも
妥当な線だと言えるでしょう。
公立中高一貫で最初に一期生が卒業した都立白鴎でも、
中高一貫生の進路実績は6年分です。
これまでは公立中高一貫校は初年度から好実績を出し続けることにも、
多少の違和感があり、各公立一貫校が母体校実績を含めた推移で
上位に食い込んでくるのを待ちながらの集計をしていました。
ただ桜修館などは母体校である都立大附属とはまったく別次元の
進路実績であり、千代田区立九段も同様の傾向にあります。
2016年実績では立川国際が3期生で2期生を上回る実績を残し、
また都立11校では最後に開設した2010年開校組4校も1期生を送り出した
ことで、全体の位置づけが見えてきましたので、公立中高一貫校については
とりあえず母体校を除いた進路実績、中高一貫一期生が卒業して以降の実績で
ランキングを作り直しました。
県立千葉を除いては、中高一貫生と高入生の実績が拮抗しこそすれ、
中高一貫生が劣ることはほとんどないので、可能な限り
併設型の公立中高一貫校については中高一貫生のみの実績で集計しています。
(↑データが公表されている学校限定です)
場合によってはそのぶん不利をこうむる私立がないわけではありませんが、
もう細かいことを言っていると、どう集計しても「正しい」と言い切れなく
なりますから、これで公開しようと考えています。
いずれにせよ、これも偏差値と同じで、「順位」は、あくまで目安であり、
同一校の中での上昇・下降が最大のポイントになります。
平均値が上がっても順位はダウンすることがあり、平均値が横ばいでも
順位的には上昇することもありますが、直前に紹介してきた
偏差値的過大評価・過小評価も含めて、最新のおおよその位置づけは
わかるはずです。
必ずしも同列に論じられないのは、合格者数を公表しない武蔵や、
内部推薦進学の多い難関大学の付属校などに限られると言えるでしょう。
まず明日は最初に公立中高一貫を加えたところでTOP100から
惜しくも漏れた101~120位の20校。
そして1日置いて1~100位を一気に発表します。
なお誠に恐縮ですが、これらのランキング資料記事は単独記事で
有料コンテンツとさせていただきますので、
ご了承くださいませ。
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