2016-07-30 Sat
夏休みに突入していますから、あまり高いテンションで書きたくないですね。ワンペースで行くと、どんどんテンションが上がりそうな気がするので
週末記事的にいったん冷やします。
またあんまり緩くしてもこのブログの良さ?が出なくなると思うので、
久々に鳥撮り系の話をしてみて、そこから見える人には見える、
という方向で書いてみます
自分が写真を見せて「どう?」というのがいけないせいもあるんですけど、
「バードウォッチングがお好きなんですね?」というリアクションの人が
けっこう多いわけです。
「いいえ、バードウォッチングは嫌いです」と答えますか?
変わり者ですから、この一言で気分を損ねます。
ていうか、同じようにナガタマ(望遠レンズ)で撮影している
年長者を見ても「何、こいつ。機材ばっかり立派だな」と思うくらいなんで、
じゃあ自分が好きなのはいったい何か?
ということになります。
観察&撮影でしょうね。
じゃあ、何を観察するのか。
野鳥の「感情」を観察するわけです。
「感情」と「行動」は密接に関連していますよ。
たまたま野鳥が自分よりも体格が小さくて、
いわゆる「かわいい」存在なのと、ペットではなくて
ニュートラルかつフェアな存在なので、
見ていて面白いわけです。
そして何より、経験値の積み重ねが
どんどん好結果(シャッターチャンス)をもたらすことが
最大の魅力です。
まあ、理屈だけではわかりにくいと思うので実例を出しますね。
繰り返しますが、機会がある限り自然の中へ足を踏み入れますが、
意外と撮れる場所っていうのは奥地、秘境ではないのです。
都市でもアンテナを張っていればチャンスはそこそこ訪れます。
これは世田谷区某所の民家の上にいたオナガ、です。

たぶん「武蔵野」というキーワードでくくれば普通の鳥ですが、
ここを読んでいる人の何割が
「オナガ?そんなのが珍しいの?」という感想を持つでしょうかね?
オナガは都内でもよく見かけるんだ…ということであれば、
キタシロがまだまだ未熟者、というだけの話ですね。
ところで真剣にデジカメを常時携帯し始めたのが去年の12月でまだ、
季節がひとめぐりしていないので、
自分でもいろいろなことが珍しいわけですが、
この3枚。



上からキビタキ、モズ、ニュウナイスズメ。
このシーンの共通点はいったいなんでしょうか?
キャッチフレーズをつけるなら
「ポンコツ父さん(母さん)、奮戦す」といったところでしょうかね?
餌を運ぶ対象、ヒナを見失った状態。
「おーい、どこにいるんだ? 父さん(母さん)はここにいるぞ」
でもでも、親よりヒナ鳥のほうが訳わかりませんから、
「見っけ」と寄ってきたりしないわけです。
自然の中では日常茶飯事ですけどね。
キビタキはあんなに口いっぱいに虫を咥えて「ここにいるぞお」と
囀ることができるので、感心しますし、
モズは電線の上で、なぜに尾を上下させて目立っているかを考えれば、
ヒナ鳥捜索中なわけです。
ニュウナイスズメに至っては、同じ道でこの写真の1時間ぐらいあとに、
1m間隔で2羽並んで仲良く鳴いていたので、
親子水入らずかと思ったら、ホオジロの横でヒナ鳥と思しき
ニュウナイスズメが違う鳴き声でハモっていたのでした。

寛容なホオジロに感服しますが、ニュウナイスズメのヒナ鳥に
「さっき母さんが探していたぞ」と話しかけたのは言うまでもありません。
まあ親の心、子知らずといったところです。
オスがただただ縄張りを主張する囀りと、ヒナ鳥探しはアクションが
違うのでよくわかります。
野鳥の行動が何を意図したものかわかってくると、鳥撮りはなかなか
楽しいということです。
珍しい鳥を撮影コレクションに加えるのもいいのですが、
意味のある行動の瞬間を記録するって、これも写真の醍醐味なのだと
思います。
必要以上に警戒心が強いコムクドリの
しかも子育て中のこの瞬間を捉えるためには、
次の行動を予測する必要がありますが、知っていれば
一定の確率でチャンスは訪れるとそういうことですね。



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