FC2ブログ
 
■プロフィール

北城洋一

Author:北城洋一
受験情報誌の編集長として16年。並行して受験情報サイトをプロデュース。その後、2015年夏からフリーに。誰でも当事者のときは必死なのに、過ぎてしまえばすっかり他人事?場合によってはわが子の受験なのに他人事? 最近は学校さえもそんな「ライトな保護者」にあわせて、表面的な誠実さで生徒募集してるとか。利害関係、オトナの事情があるから、誰もそれをストレートには言えないか。ん?言ってみる?

■最新記事
■最新コメント
■月別アーカイブ
■カテゴリ
■since 2015/7/31

■アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学校・教育
540位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
受験
85位
アクセスランキングを見る>>

■スポンサードリンク

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

進路実績の「結果」を追い求めるあやうさ、特に都立中高一貫
進路実績というものは、どの学校でも当然山あり谷あり。

だから1年ごとに一喜一憂というよりは、全体の方向性として、

右肩上がりか横ばいかということを判別すべきだと思っています。

まずは「公立中高一貫校」という大きなくくりで考えた場合。

はっきり言って都県によっては、高校3年間にに中学3年間が

加わっただけ、というケースも見受けられるわけです。

中高一貫という「文化」が根づいていない地域では、

高校3年だけ勉強するよりも、中学3年分、難関大学に多く合格させれば

それでよし、みたいな単純な発想。進路実績は中学に聞かないで…

(高校に問い合わせて…)そんな学校もあります。

「公立中高一貫校」という大きなくくりで考えた場合は、

たとえば埼玉などは「文化」は根づいていないのだろうなあ、と思います。

浦和明の星女子など高校募集をしない完全中高一貫校もありますが、

少数派なのできっとあそこは特別と思われているのでしょう。

これは千葉でも同じことが言えるように思います。

ところが、東京には中等教育学校が桜修館、九段、小石川、

立川国際、三鷹、南多摩と6校。神奈川では相模原、平塚が

中等教育学校。これはただ3年多いだけの中高一貫と同じなのでは

学校種別を中等教育学校にした意味がありません。

キタシロの発想では学校種別を変更したことで、

どれだけ母体校の時代から伸びたのかを確認したいのですが、

都立の一部の学校では「中等教育学校は母体校とは別の学校」と

主張したがります。

ここに大きな違和感を感じるのです。

もちろん従来型のスタッフと中等教育学校では違うスタッフが

学校運営をし、意識が違うのかもしれませんが、一部の学校は

こうして母体校を否定?します。

今回面白いなあ、と思ったのは南多摩。

2015年のアンケート回答では「本校ではまだ卒業生を出しておりません」

という回答。中等教育学校にアンケートを発送したので、

従来型の担当者には届かなかった可能性が大ですが、まさにこの時点で

従来型は閉校準備中だったのでしょうね。

過去に立川国際でもそういうケースがあり、

北多摩の最後の卒業生のデータを知りたいと考えましたが、

「わかる者がおりません」が回答でした。

これは裏を返せば、母体校とは違う学校で進路実績も別の学校になっている、

と言いたいのでしょうね。じゃあ別の学校になっているので、当然のように

母体校を上回っている、ということでないと困りますね。

で、興味深かったのは三鷹。一期生の卒業年度の進路データ公表が、

現役のみと過年度生を含むものの2通り。当然過年度生とは従来型高校の

卒業生ですね。いたって個人的にはノーマルだと思います。

この都立中高一貫の「生まれ変わり感」の差がとても不思議です。

九段にいたっては空白の学年に公立中生を繰り入れた上で、

一期生扱いしませんでしたからね。

中等学校三期生からが「本校の本来の卒業生」。

違和感を感じます。

しかるべき入学選抜を通過していないから、進路実績も認めない。

なら中高一貫化以降の進路実績が上昇一辺倒にならないのはなぜでしょうか?

このブログを読んだある人が

都立の中高一貫はまだできたばかりで試行錯誤中です、とコメントしてきましたが、

わが子を入学させた身としては確かにそう思いたいところですね。

そのいっぽうで学校の意識は「あの問題をクリアしてきた入学生」と

そうでない入学生を区別しているということです。

でもそしてクリアしてきた入学生の進路実績も山あり谷あり。

もちろん私立も含めた多くの学校のパターンを知っていると当然なんですが、

はたで見ていて都立は特に目標設定と結果の説明責任を強く意識しているのか

「テコ入れ」が発生しているように思える数字が2016春実績では見られます。

2010年開校の一期生が卒業する年度に都立中高一貫の序列変更が起きることを

予測しての「テコ入れ」。

これを単純に好ましく感じないのは、「テコ入れ」にはそのあとの反動があるから

なんですね。

かつて私立の経営者たちは都立の場合、中高一貫とは言っても、

スタッフの入れ替わりの要素が大きすぎて一貫性を欠く、

当初はそう否定的に論じました。

その見かたが絶対的に正しいとは思わないのですが、こうした「テコ入れ」…公立と

私立では異なる実態のように思えてしかたありません。

いずれにしろ、今春の一部の学校のイレギュラーな実績の伸び。次年度もこの

傾向でいけば、肯定されるだけの話です。

でも、過去の多くの学校のデータを見ている身から言うと、

このペースが続くとはとても思えない、一過性のもの、

が正直なところです。

さて神奈川の2校。両校とも2期生の数字はダウンです。現役のみの1期生実績より、

2期生がダウンするというのもイレギュラーな事態です。

1期生の過年度生の存在を加えて、実績が下がると言うのは

よほどのペースダウンでしょう。さては驚異的な「一期生バイアス」が発生していたか。

この不安定さを見るにつけ、中高一貫という「文化」は一朝一夕には形成

されないものだと痛感する次第です。

明日は母体校実績を排除して7年間平均値にこだわらず、1期生卒業以降の数字で

都立+区立11校の真の実績推移をあぶりだしたいと思います。

当然2010年開設組の4校は圧倒的に有利な立場だと思いますが、

さてどういう序列になるでしょうか?



独自ドメインブログ・こことは別内容・毎日更新→中学受験DEEP-INSIDE 2016-17

2009-2015難関大合格実績推移TOP100総括はこちら(有料コンテンツ)








にほんブログ村 受験ブログ 中高一貫校受験へ
コンテンツを整理して利用しやすい環境を整備中です!応援クリックもよろしくお願いします!

にほんブログ村 受験ブログ 中高一貫校受験へ

関連記事
スポンサーサイト





テーマ:中学受験 - ジャンル:学校・教育

進路実績推移グラフ2010-2016 | 23:45:00 | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する