2016-07-09 Sat
さて、中学受験の偏差値…。高校受験とは違い内申、調査書の要素はなく、
試験イッパツ勝負です。
一部で面接を実施する私立中学もありますが、そこで合否の明暗が
分かれることはまずありません。
じゃあ、事前の会場テストの偏差値が合格可能性を反映しているかと
いえば、これも高校入試同様、気休めとは言わないまでも
何とも言えない基準なのです。
会場テストの大手、首都圏模試センター・四谷大塚では合格可能性20%、50%、80%の
3つのラインが公表されます。日能研の場合も同様に80%、50%の偏差値が公表されます。
高校入試の場合と同じく80%偏差値をクリアしていても、実際の入試で不合格になる
場合もあります。50%ライン、20%ラインでも合格する場合があります。
なぜでしょうか?
問題が違うからです。
志望校の出題傾向をふまえて対策を立てている受験生と、
単に会場テストがよくできる受験生が一致するかと言えば…。
もちろんそれだけではありません。
実力の似通った受験生が集中するタイプの学校と、受験生の学力に差があるタイプの
学校では合格者の偏差値幅が違ってきます。
少数激戦の入試がある一方で、少数で実力差のある入試もあり、
受験者数が多いのでピンキリの入試もあるわけです。
それが偏差値幅の20%ライン、50%ライン、80%ラインに反映してきます。
まあ、ここまではこれまでもブログに書いた基礎知識編です。
20%→80%の数値の差は最小で6であり、最大の学校は10を超えている場合もありましたが、
最近では6という学校は少なくなり、8、9が多くなりました。
いったい偏差値にどういう変化が起こったのでしょうか?
もう少し前段階を説明する必要がありそうです。
あと数回、両ブログで同内容展開にします。
それぞれで進度もあわせつつ、落とし込みたい方向性は、
「偏差値の過大評価、過小評価はあるのか?」という意識のギャップへ進める予定です。
過大評価の学校を「いい学校」と思い込む、
過小評価の学校を「志望する価値がさほどない」とカンチガイする。
それこそ、最初に書いた某社の営業スタッフが○流大学の担当者に序列を知りたい、
と要望された「陳腐な内容」そのものだと思ってます。
とはいえ、偏差値で10も15も過大評価ということはないと思うのですが、
最終的には数値的な解析も試みようと思ってます。
それにしても読み手の皆さんのリアクションから
「他人の不幸は蜜の味」感が漂っていますが、明日は我が身、は
忘れないでいてくださいね?
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