2016-06-06 Mon
この時点では校名を明かしません。ほぼ確信していますが、その行く末がはっきり見えていないようにも思うからです。
有料記事でご覧になった方はどの学校かわかると思いますが、
ダウンロードされた方が少ないので、誰もわからないかもしれませんね。
有料エピソードのダウンロード状況を見ていくと、受験者数が多い学校ほど
ニーズがあるかといえば、そうではなく、その事実からは
「受験者数の多い学校は、人気校だからとりあえず受けている」
安易な傾向も見てとれるんですね。
嘆かわしいことですが。
よくありますよね、ほかの商売でも。
テレビに出るだけで売り上げが激増する!という事実。
出た内容はともかく、出たことでしばらくは通用する。
すぐに失速するんでしょうけどね。
おっとそういうことではなく、この学校。
ことしはまた前年と変えて「詳しく」合格状況をサイトで発表しています。
まあこの早慶上智とMARCHのバランスが尋常じゃないのです。
前者は激減、後者は微増。それだけではありません。
中高一貫の上位クラスと一般クラスの成績差が3倍以上。
これまた不自然。
そして国公立大の合格状況。地方の国立大が異常に多い。
当ブログの指標は国公立20大で稀に首都大東京や農工大で数字を
稼ぐ学校も見受けられるのですが、平均値としては
国公立大合格者の合計値の中の20大の比率は8割弱なんですね。
でもこの学校の場合20大の比率はほぼ半分。
こうなると国公立大の数字を作るために、成績上位生に
第一志望でない国立大を受験させて合格をカウントした疑惑さえ
浮上します。
ちなみに一貫の一般クラスの名称は「特進」で、
国公立大、早慶上智の合格者数はゼロ。
こうなるとHP掲載内容が間違っているか、
可能性のある生徒をすべて上位クラスに収納して率を稼いだか、
そんな感じがします。
残念ながらこういった毎年毎年、「ベスト」な広報手段を変える
学校に対して、実績の推移を見守るのは無意味に感じるわけです。
6年間かけて「一般クラス」の生徒を早慶上智以上にひとりも送り込めなかった
学校…HPの記載はそう語っています。
※本ブログの国公立20大の内訳→京、京都、一橋、東京工業、北海道、東北、大阪、筑波、千葉、埼玉、東京外国語、東京学芸、東京農工、東京藝術、東京医科歯科、電気通信、首都大学東京、お茶の水女子、横浜国立、横浜市立
独自ドメインブログ→中学受験DEEP-INSIDE 2016-17
2009-2015難関大合格実績推移TOP100総括はこちら(有料コンテンツ)

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