2016-06-03 Fri
さて、昨晩2009-2015の難関大学合格実績の平均値TOP100のランキング表を有料公開しました。
文中で、2016年実績を理解する上でこれが重要、と述べた理由を
ここで簡単に説明します。
別途有料コンテンツで
7年間平均値が07-13,08-14,09-15と連続下降している学校が
わずかに3校のみ、と紹介しました。
実はもう1校、開成がこれに該当し、計4校なのです。
▼▼のマークのついている学校です。
それ以外のすべての学校は
△△…連続上昇
か
△▼…上昇+下降
▼△…下降+上昇
に分類されるわけです。
実は
△▼…上昇+下降
▼△…下降+上昇
に分類される学校の中で、▼の幅が大きく、△の幅が小さいために
合計して数字が下降している学校が8校ありました。
もちろん超難関校の中で、MARCH実績軽視、現役合格軽視であることから、
数値が下降している学校はあります。
目立つところでは開成、浅野が該当するようです。
ただしMARCH実績をまったく優先しない学校はいざ知らず、かりにそうだとしても、
国公立大・早慶上智が伸び悩んでいるから平均値の下降が見られるわけで、
言い訳の出来ない学校もここには含まれるものと思われます。
そして伸び率で目立つ学校で共学校は30校中8校なのに対し。
伸び率下位校では30校中13校。共学校の苦戦は明らかです。
そして問題はこの傾向が2016年春実績を加算して2009年実績を除いたとしても
継続するかどうかです。
2016年実績分析の第一弾は週明けを予定していますが、
都内の一貫校に関する限りは、
上位校の中にも現状維持でしぶとく踏みとどまった学校と、
逆風をもろに受けて難関大実績を大きく落とした学校の
2つに分かれ、「また今年も伸びた」という学校は数えるほどです。
現時点未検証のデータではTOP100内の東京56校中、3カテゴリーすべてでベスト更新は
わずかに2校。2カテゴリーでベスト更新はたったの1校です。
全体を通して今春の大学入試は厳しかったようですので、あらかじめ
「7年間平均値の伸び」の価値をしっかりふまえておくのがよいかと思っています。
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2009-2015難関大合格実績推移TOP100総括はこちら(有料コンテンツ)

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