2016-04-07 Thu
MARCH合格率の話は以前にも書きました。とっかかりの一連の記事は…
難関大実績=MARCH実績と信じてよいか→PART1
難関大実績=MARCH実績と信じてよいか→PART2
難関大実績=MARCH実績と信じてよいか→PART3
難関大実績=MARCH実績と信じてよいか→PART4
のあたりですね。
8月の記事であくまでとっかかりですけどね。
7年間推移のグラフ画像作成作業を通じて、
そうか…と思った部分がありました。
いままでうっすらと感じていたものを数値化できるなあ、
と出来上がったグラフを見て思ったんですね。
難関大合格実績を判断するポイントはTOP20とTOP50、TOP80
では微妙に違ってきます。
これまでにアップした総合ランクのTOP10の学校が、まったく偏差値順
ではないことに気づかれた方も多いかと思います。
それは7年間推移の総合値の換算手法が上位100校を抽出するためのものだから
TOP10クラスの学校では偏差値通りに並ばないんですね。
そこはあまり問題とはしないので。

さてさて、この数字は何でしょうか? A値とB値の間の数字は「順位」です。
AとBの間にはある程度、法則が成り立っていますね。
簡単にいえばAが高い学校はBも高い。聖光学院だけがめちゃくちゃ例外
ではありますが。
ざっとですが
女子校群、男子校群に分けたときに、AとBの順位点を
足すと女子校は8、男子校なら11が平均ライン。
サンプルをこれしか出していないので、多少ぼんやりですが。
平均を下回っている学校はその高レベルの学校の中でもより優秀で、
上回ってしまっている学校はそうではない、ということになります。
これらも今まで漠然と頭の片隅にあったものですが、あらためて
カタチにできるなあと思ったのはつい最近のことなんです。
強く後押しになったのは、駒場東邦や渋谷教育学園渋谷の推移。
あえて言うなら巣鴨や城北(ここの例にはありませんが)とは逆の動き。
で、この値は変動するのです。果たして良い方向に変動しているのか、
そうじゃないのかが大問題ですね。
きょうはさわりだけですが、TOP40以内の学校の中にも
かなり苦悩している学校があるようですよ。
元値が高いからそれでいい、という人もいると思いますが、
結果の数字が違うということは、そこで進められている
モチベーションの醸成も含めた、根幹の学習方針にも影響が出ていることだと思います。
たぶん、もっと範囲を広げた集計値の分布系の話は無料コンテンツで
学校個別に絞った話は有料系コンテンツにしようと思ってます。
ぜひご期待ください。
中学入試の入り口の偏差値にはすぐには反映していないけれど、
有名校・人気校でも学校内部で進められているメソッドにかなり差がついてきている、
そんな予感がしますね。

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