2016-03-30 Wed
無料公開&拡散にはちょっと抵抗がある、学校エピソードの配信を試験的に開始します。
「そんな学校、ホントにあり?」第二回です。
ここでは受験者数が極端に少ない学校の話をします。
受験者数が少ないのですから、当然関心を持つ保護者も少ないわけで、
決してニーズの高い記事ではないのを承知で書きます。
高校で体育系の部活が盛んな場合、併設の中学がその特定の競技の有望選手を
青田買いするだけの目的で存在するケースがあります。
今では、中学は募集停止になりましたが、下北沢の成徳学園。
自分が最初に説明会で訪問した当時、
その中学にのちに全日本のエースになる木村沙織選手が中1で在籍していました。
当時の学年の在籍者は10人ちょっとで、半分近くがバレーボール部だったと
記憶しています。昼休みに大きい生徒と小さい生徒が
校庭でのどかにパス(トス)しあっていた光景をかすかに覚えています。
というわけで中学募集が死に体でも、受験者数が十数人でも
中学を閉じない学校はそんな学校です。
たとえば、<以下有料公開>
都内で受験者数が少ない学校のワースト39はこんな感じになります。
<表データはブロマガ購入にて>
今年の受験者総数が100人に届かない学校が都内に39校もあるわけです。
受験者数です。1クラス40人の場合、まれに充足する可能性もゼロでは
ありませんが、受験者数と入学者数には大きな差があるのがふつうです。
参考までに7年前の総受験者数を付記しました。当時の3分の1、4分の1の学校はざらで、
さらには当時からこの位置をずっときーぷしづ続けている学校もかなりあることがわかります。
2年や3年でこうなったわけではなく、長い間、この状況を甘んじて
受け入れてきた学校ばかりです。
入試日程を組んでも、アンケートで回答したくない、
受験者数ゼロという入試が発生するようなそんな学校が多く含まれます。
そのぶんコンパクトで目が行き届く、という考え方もできなくはないでしょうが、
いくら伝統があっても、これからの時代の変化についていけないということですから、
支持できないわけです。
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毎週3本ずつはきついので、2本程度にしたいと思います。
来週は新進のあの学校とあの学校と、あの伝統的な女子校を取り上げます。

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