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北城洋一

Author:北城洋一
受験情報誌の編集長として16年。並行して受験情報サイトをプロデュース。その後、2015年夏からフリーに。誰でも当事者のときは必死なのに、過ぎてしまえばすっかり他人事?場合によってはわが子の受験なのに他人事? 最近は学校さえもそんな「ライトな保護者」にあわせて、表面的な誠実さで生徒募集してるとか。利害関係、オトナの事情があるから、誰もそれをストレートには言えないか。ん?言ってみる?

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「現実は厳しい」で終わっては人間、進歩はないでしょ?
学校というのはモノを教えるところだ、という認識は

誰もが持っていることと思います。

カバンに重い教科書をつめて通い、ありがたい授業を聞き、

多くのことを学ぶ。

もちろん友人との語らいや、部活動への打ち込みなど、

学生時代、特に中高時代は大人になってからでは味わえない、

もちろん当時はそんなことを考えたこともない貴重な時間なわけです。

当然ながら、よい大学に進学し、よい会社に就職するために、

学ぶわけでは必ずしもありません。

非常に漠然としていて、表現がしづらいのですが、

進路実績や入試の受験者数という数字を見、アンケートを依頼してその対応を

比較するにつけ、また実際に説明会に足を運んで学校の現況と

激務をこなさらている教職員の姿を見るにつけ、

こんなにも違うものか、と思った経験は一度や二度ではありません。

もちろん、そのとき見かけたたまたま一人のスタッフの反応が、

その学校のすべてではないにしろ、もし一スタッフの対応で

学校の印象を悪くしてしまったらどうしよう?

という緊張感が感じられないのなら、それはその程度の意識しか

持ち合わせていないことになります。

たった一度のことで断ずるのは早計と思い、複数回その学校の印象を

計って、複数回「こりゃあかん」と思ってしまうと致命傷でしょう。

そうなんです、ここで言いたいのは、

生徒を育てる場所であるはずの学校は、なぜスタッフを育てられないのか?

ということなんです。

説明会で校長先生のありがたいお話を聞き、その人柄に接したとき、

なぜ、この学校はうまく行かないんだろうと言うことが多々あります。

とはいえ学校は校長ひとりでなんとかなるものではなく、右腕左腕とも

いえる教頭や広報部長の存在が不可欠です。

敏腕の広報部長の背後には彼(彼女)の業務を裏で支える組織の「土壌」が

必ずあります。

このブログで8月に真っ先に紹介した神奈川大学附属のような体験

「「デキル」学校は何が違うのか、見きわめポイント→PART2」8/13更新記事

はなかなか多くはありませんが、

あのワンマン校長、外面は良いけれど、裏では部下に信頼されていないんだな、

と思えるケースや、あのヘッドハンティングされてきた校長はすっかり浮いている

んじゃないか?と思えるケースは少なくありません。

そういった学校の空気感はウェブサイトからはうまく汲み取ることはできませんから、

実際に訪問してみて初めてわかるものです。

この年になると親の介護の問題などが現実化するわけですが、

さまざまな選択の岐路に立ったとき、いかにやりがいを持って働いている

スタッフが多い職場か、スタッフ同士のコミュニケーションがとれているか、

のジャッジは病院も介護施設も同じだとつくづく思います。

選択肢の幅を考えたとき、学校のほうがよっぽど深刻ではない、とさえ

言えるほどです。中高一貫でもたったの6年間、病院や介護施設はそれ以上の

長期利用になることも珍しくないでしょう。

よく私立では「理事長校長」「雇われ校長」などという用語があります。

意外とそれだけで組織のありようを示していることも多いものです。

ワンマンの対極にあって合議制で民主的な運営をしている学校でも、

リーダーシップがはっきりせず、伸び悩むケースも多くありますから、

その判断はなかなか難しいかもしれませんね。

校長先生が変わって、学校が見違えるように活気が出るケース、

その逆で以前の学校で辣腕をふるっていたはずなのに、

新たな着任先では、期待通りに変化が表れてこない…

人と人とのコミュニケーションは学校であっても一職場、なかなか

難しいものであるわけです。








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