2016-03-22 Tue
ここ半年、ある場所に入り浸って人間観察をしていました。幅広い人間が訪れる場所で、そこで働いているクルーを
見ていても大手チェーンが何をしたいのか、を知ることができました。
その幅広い層の中に高校生がいます。
昨今の高校生は客単価500円な場所に入り浸って「勉強」しているんだあ、
と思ったわけです。
まあ、ファミレスにもそういう層が多数いますから、客単価500円の
その場所は別に贅沢でもなんでもないのでしょう。
ふだんはその場所は近所の高校生が帰りに寄っていく光景が
よく見かけられるのですが、その日は別の高校の生徒でした。
運動部系の男子4人の、高校生のカップル。
同じ高校。制服を着ていないので、
キタシロの後輩であることがわかりました。
まあ、そこそこの進学校ですから、「それか!」
というようなハズカシイ話題は出てないようでしたが、
最初はその4人と2人は同じ学校なのか、とても不思議でした。
両者で会話がまったくなければ別々と思ったことでしょう。
問題はそのカップルのほう。同級生がいても、
いちゃつく目的で来ているあたりがいまどき、ですね。
2月にそんなテンションでしたから、きっと高2でしょう。
最終的には男子のほうが「おまえのルックスは普通より上だ」
ということに女子のほうがひっかかり「どういうことよ?」
「そういうことだ」というあまりにたわいのない会話が
盛り上がっていたのですが、キタシロがひっかかったのは
そこじゃなく
「三人称って、何人もいるのかと思った」と男子が言ったこと。
正確にはどんな例文だったか忘れましたが、
boy meet girlじゃなくてboy meets girlでしょう。
というような話をしていました。
「国語はおまえに勝てないけど、英語は差がないと思ってたんだよな」
それで?
「子どもたちは野球をしますならsはつかないでしょ?」
「そうだな、Our children play baseballだ」
「ourってナニよ」
なんかこっちが聞いていて赤面してしまいました。
こんな場所で二人きりで勉強の話をしているのはいいのですが、
これが市内のトップ校かと思うとレベルを知ります(笑)。
もちろんほかの学校ではカップルの話題が勉強にはならないでしょうから、
それはそれでほほえましいのですが、
彼らにはまだ大学進学が現実ではないのでしょう。
男子は最後に「ああ日本史覚えらんね。オレには無理だ」
そんなに無理なら「カテキョーつければ?となり町に知ってる人いるよ」
きっと2人は年度末の試験勉強に来たのでしょうね。
デートにはよい場所ですが、いっしょにいて勉強がはかどるかというと…。
17年間、流れの中で、2人はその場所にいて、1年後には
何かのカベにぶちあたることでしょう。
それを無事突破して先へ進めることを祈ります。後輩よ!

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