2016-03-10 Thu
なぜ受験者増減の分析をここまでしつこく続けるかと言えば、複数の視点でこれらを検討したときに
確実にその学校の置かれている状況が見えてくるからです。
それを進路実績と対比すると「真の実力」がわかるからです。
「伝統の力」を意地とプライドに代えて、結果を残し続けている学校もあれば、
名前のある学校なのに、年を追うごとに失速していき、
取り返しのつかないことになってきている学校もあります。
また「伸びている」を必要以上にアピールして、6年間をひたすら乗り切ろうという
見せかけの勢いの学校もあります。
学校もやっぱり「人」なんだと思うのです。
OBやOGが多くスタッフに加わっているのも良し悪しです。
愛校心がある反面、客観的に事態を俯瞰する視点がありません。
逆に愛校心がなければ、契約上、在任期間だけ結果が出せれば、
自ら納得の報酬を手にできて、それでいい、という考え方も
あるかもしれません。
そもそも論ですが、
学校というもの、育成力(教育力)>=広報力であるべきで、
その逆であるなら、誠実さに問題がある、という評価になるでしょう。
そこで、続いては
6.初回入試の占有率で志望度の高さを知る
7.午前入試受験者数vs午後入試受験者数
連動するこのふたつの要素へ進みたいと思います。
ここまでの観点で、複数回「やっぱり疑問符がつく」サイドへ分類されたなら、
評価の視点をどう変えようと、選んでリスクの高い学校だと言えるでしょう。
たぶん、記事は1回で終わらないと思いますので、
明日はもう週末ですから、この最終段階は週明けに更新することにします。

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