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北城洋一

Author:北城洋一
受験情報誌の編集長として16年。並行して受験情報サイトをプロデュース。その後、2015年夏からフリーに。誰でも当事者のときは必死なのに、過ぎてしまえばすっかり他人事?場合によってはわが子の受験なのに他人事? 最近は学校さえもそんな「ライトな保護者」にあわせて、表面的な誠実さで生徒募集してるとか。利害関係、オトナの事情があるから、誰もそれをストレートには言えないか。ん?言ってみる?

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【流れを切って、個人的な話】しかし、人生はどう転ぶかはわからないもの
また同じことを書いていますが、

数字の分析を続けても個人的には飽きません。

でも、読む側からすれば、ときどき休憩しないと

息苦しくなると思うので、きょうは某所でなんだかウケた

とても個人的な話を紹介します。

個人的な話に流れると、それはそれでとめどなくなりますから、

せいぜい週イチぐらいにしておきます。

時期が来て、時効とみなしたら、数値分析だけじゃなく

もっときわどいエピソードも紹介できると思うのですが、

まだ、と思うのでやめておきます。

ここまで個人的な話をネットに書くか? てな気もしますが、

早い話が「人生は長いよ」的な方面になるので、土日ぐらいは…

ということでお許しを。

きっと個人が特定できる人だったら、

あれは誰のことで、あれは誰のことかあ、

とまるわかりかもしれません。

自分は地元の北海道の高校を卒業して

東京の大学へ進学しました。

たぶん根っからの東京人で、私立中高へのイメージを

持っている人と、

地方出身で東京で仕事について、子育てをしながら

わが子の教育について思い悩んでいる人では

当然ですが、中学受験に対する感覚や経験値は

違って当然でしょう。

結局、何の因果か、受験情報に関連した仕事をすることになり、

まあやるからには、イヤイヤやっていてもしょうがない

わけですから、自分なりに取り組んできましたね。

高校の同級生とは東京であまり会うこともなく、

完全に浦島太郎状態なのですが、同じ学年には東大に進学した

友だちもいて、いったいどんな人生を送っているのかな、

と思ったりもします。

何十年も経って、地元で会える確率って何%ぐらいなんでしょうね。

まあ、同窓会ぐらい出ればいいのに、という話なんですが。

その「東大」というキーワードにひとりの男の顔が浮かびました。

まったくもって個性的?な人物でした。

部活その他で接点はなく、高3で文系理系に分かれたので(自分は文系…)

なぜ彼のことを思い出すのか?と考えてみたら、

こんなシーンでいっしょだったんです。

わが母校は路面電車の最寄りの停留所から徒歩5分。

ダッシュすれば3分を切ります。

ただし、最寄りの停留所の前に信号があって、ひとつ前で降りて

ダッシュするとほぼ5分。最寄りまで乗るのではなく、

ひとつ前で降りて走ったほうが早い。

けっこう自分も遅刻常習犯ぎりぎりだったので、

けっこうな頻度でひとつ前から走ってました(笑)。

その見事東大に合格した彼は、自宅がさらにもうひとつ前の電停のすぐそばで

毎朝、2つ前の停留所からダッシュをかましているのです。

8分ぐらい。

電車の中から彼が一生懸命走っているのを、車内から追い越しつつ、

見ながら「いっしょに走れば間に合う」と思ったものでした。

それにさえ間に合わず、「遅刻」が確定したことも何度かありましたし、

雪の朝などは路面電車そのものが遅れて、十人以上のメンバーと

遅刻の罰を食らったこともありました。

2つ前からダッシュの彼はけっして運動部系ではなく、自分は

運動部のはしくれでしたから、彼のことがいい指標になりました。

そんな彼は文系理系に分かれた時点では理系クラス…合計150人ぐらい?

の中で10番目ぐらい。母校は市内では公立トップの進学校でしたが、

北海道全体では10位には来ない学校で、東大合格者が1人出るか出ないか

5年に4回は合格者が出る…という進学校レベルでした。

そんな彼が結局最後のがんばりで東大に受かった話を聞き、

足は遅くとも頑張り屋の彼のことが思い浮かぶのです。

ノートは汚かったなあ。見せて、とはよう言わんかった。

いやいや頑張り屋って彼のほうが全然成績は上なんですけどね。

自分の場合は学年340人中、最初の高1のテストで60番。

市内から秀才が集まる学校でしたから、中学のお山の大将もこんなもんか、

と思ったものでした。その後、高1の途中で経験を買われて、

ある部活に誘われ迷っていたら、となりの組の担任がその部活の「部長」で、

運動部なんかに入ったら成績が下がるから覚悟しろ、というような

ことを言ったんですね。

そこでカチンときて、見てろよ、と普通に、あくまでも普通に頑張って、

学年30位ぐらいまでは行ったんですが、その鈍足の彼は常にそのちょっと上に

いたんです。20位前後だったと思います。

眼鏡で太目で、モテなくて、遅刻ギリギリ癖は治らないし

(ごめんごめん、これ読まないよね?)。

自分も他人のことを言えませんが、そんな彼が執念?でこんな地方の

ローカル進学校から東大合格まで頑張ったのは意外でした。

その代のもうひとりの合格者も男子で、靴屋の息子。これ、書いていいかな?

これはまた入学時から図抜けていて、数学で問題集の難問に当たると、

その先生(←自分に運動部は成績落ちるぞ、と言った張本人)が彼に間違いなく

当てます。すると彼は面倒くさそうに黒板まで歩いて行って、ちゃっちゃと

解いて帰ってきます。こっちは間違っても名前を呼ばれて、黒板を前に

立ち尽くすのはカッコ悪いですからドキドキは一応したものです。

もし誰かがそうやって立ち尽くしていると、その先生は「じゃあ、行け」

とその学年1位の彼を再指名したものでした。

その数学の先生は「このやり方でも解けるがな」と言いながら、

その学年1位の解答をいったんは否定し、正解と思われるものを

さらさら書きます。ほんとうに答えを写すだけの授業でした。

H先生には申し訳ないですが。

その学年1位の男は、最初の年こんな年賀状をくれたものです。

「虚礼廃止につき、今年の年賀状は辞退いたします」

は?というもんです。

虚礼廃止という単語を知らないのと、それを新年のあいさつにする

ユーモア。抜けている奴にはかなわないのです。

でも、その抜けている彼と、鈍足の彼が2人だけ東大へ行ったんですね。

自分はというと文系・理系にクラスが分かれた後、文理のレベル差の問題から、

見かけの順位は急上昇。でも文系クラスには抜けないのが常に3人いましたね。

その3人のうちひとりは女子で、いつも同じ電車で通学していて、

同じ部活をやっている女の子でした。でも、1年下の後輩と付き合って

いたので、自分は横目で見ていただけですけど。

勉強でどうしても勝てない、ということは英語と国語で抜けない、ということを

意味しています。社会は決定的に自信がありましたが、けっこうそのコの壁は

厚かったのを覚えています。

いいとこ見せたかったんですけどね、当時は。

で、自分の現役の大学受験は、国立、私立とも全敗。

1年修行に励んで、全勝でリベンジしましたが、慶応の文学部だけは肌に合わないので

受験すらしませんでした。

きょうここで言いたかったのは、そんな個人的な思い出話ではありません。

中学でお山の大将でも、高校・大学と進むにつれて、自分の客観的なレベル、

長所・短所を知るところになり、自己肯定はいくぶん残しつつ、乗り越えられない

壁は壁としてあり、破れそうなところで勝負して、それなりに進んでいくのが

人生ということです。

これは親から教わることではなく、ある意味、子どもが勝手にその環境で

学び取っていくものだと思います。

100人いれば100パターンあるはずで、自分の経験が読んで役に立つ

とは限らないでしょう。

高校では実力的に通用しない、と思って当初は入部しなかったその運動系の部活も

3年の春は市の大会で団体優勝することができました。そこでマークがきつくなって

夏の大会は自分が率先して足を引っ張って惜敗してしまったのですが、運動センスのない

自分が最後まで貫けたのもたくさんの仲間と顧問の先生、そして

部長のくせに「成績が降下してもいいのか」と言った数学のH先生のおかげです。

努力すれば最後に結果はついてくる、と信じてた自分に、最後の夏の試合は

「そうとも限らない」と教えてくれた苦い経験でしたけどね。

まあまあ、子どもたちは親も知らないところで、いろんな経験をして前へ進みます。

自分もよく親と話をするほうでしたが、親が生きていてこの話を聞いても

絶対「そんなこと、あった?」と言うに違いありません。

簡潔にまとめるつもりで鈍足の彼の話がけっこう広がりました。

10年後、20年後、そしてそれ以上先のことなんか、わかったら人間なんて

やってませんものね。








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テーマ:中学受験 - ジャンル:学校・教育

ブログテーマ共通 | 22:30:34 | コメント(1)
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胸にジーンときました…
2016-03-06 日 11:52:51 | URL | ぴろマメ [編集]
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