2015-08-16 Sun
7年間の平均値として蓄積された難関大合格者数のデータは1都3県の中学併設高のものが2000年以降、ほぼ完全に手もとに残っています。
きっと生データそのものはネット上にも、もしかしたら学校サイドにも残っていないかもしれませんね。
ときどきそれらがどれだけ正確なのか、ということを思い悩んだりしますが、
アンケート回答そのものにも記入ミスは散見されますし、
数字が多すぎても少なすぎても集計分析した時点で高確率でミスは発覚しています。(都度都度、問い合わせて確認・修正)
さらには「7年間の平均」というポリシーで語るわけですから、誤差は最小限になります。
過去に卒業者数を100人間違って入力していたがために数字が高く出てしまい、
その時点で★評価がひとつ多くついた学校がありましたが、ほどなく集計側で気づき、修正をして公表しなおしました。
学校側もこちらの計算ミスで数字が高く出ていても指摘しませんから。
いちばん言いたいのはどの学校も「ピーク」を拾えば「いい数字」になり、
平均化すればインパクトの小さい数字になってしまうということです。
(雑誌記事では)広告企画の側面もありますから、あまり強調しませんが、
ランキングなどで毎年、価値を持たせるためには逆に「平均」の手法を取るのは得策じゃない、ということになります。
7年間平均という手法も含め、いろいろ方法はあるとは思いますが
「総合ランキング」という考え方は実は扱いが難しいものです。
1位から順位をつけてしまえば、誰にでもわかるシンプルな並びになりますが、
例えば7位は8位よりほんとうに上なのか?いい学校なのか?となるとそれは言い切ることができません。
ただし、これを10位の学校と80位の学校を比較すれば、その総合ランキングを用いるまでもなく、
偏差値や世間の風評に差があります。ランキング自体は楽しいのですが、
それは客観的な基準で表彰イベントにつながるわけではありませんから、
自分の中ではいちばん把握しやすいグループ分け、に過ぎません。
ということで最新版はバックグラウンドに実際に存在しますが
ブログに公表することはしません。
断片として記述の中に登場することはありますが、それを単一基準で語り切るのは極めてキケンだからです。


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