2016-02-19 Fri
ことしは従来とパターンを変えて、日程別に受験者の増減を見てみました。あるとき、編集部内で
「志望度の高さはなかなか測れないが、1回しか入試を実施しない学校では、
複数回入試の学校よりも、第一志望の受験生が含まれる比率は高いはず」
そんな話が出ました。当然です。
「じゃあ、各校の初回の入試だけを評価したら、人気度が測れるのでは?」
なるほどもっともです。
もっとしつこく数値化するなら、初回入試受験者数÷総受験者数の値でしょう。
そこで、受験者数が1000人を超えた学校に限定して、集計してみました。

もちろん併願タイプでも豊島岡のように優秀な進路実績の学校は存在しますが、
初回÷総数が20%を切る学校は、やはり初回入試に自信がないのかもしれません。
つまりここで「午後入試を新設して総受験者数が伸びた」と言ったところで、
受験者増に反比例して、志望順位の低い受験生が増加してもヨシとしているわけです。
かつての鴎友学園、そして最近の本郷のように初回入試=2月2日から、
初回入試=2月1日に繰り上げることで、総受験者数は減っても、
志望順位の高い受験生に来てほしい、というこだわりとは
逆に進んでいる学校もあるということになります。
時間があるときに3年推移ぐらいで、この数値をしっかり追ってみようかとも
思ってます。

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