2016-02-17 Wed
毎年のように思うのですが、「ことしの入試は○○だった!」と簡単に断定できれば、造作ありません。
毎年のように、
「受験者数微減。ただし難関校は難関のまま。募集困難校と人気校で二極化」
なにかもう、始まる前からありきたりの見出しに決まっているように
思います。
ことしも何か事前に決め打ちでよかったのか…そんな思いです。
まあそんな愚痴はともかく、
2月1日の男女別・午前午後で受験者数が多かった学校(東京)を
リストアップしてみます。
格別大きな動きはないようですね。




※山脇学園は一般入試と英語入試を合算した受験者数です
表組の右外の矢印は偏差値のUP、DOWNを示します
こうして客観的に見ると、特に女子は7年に1度は、
2月1日が日曜日にあたる「サンデーショック」での影響が大きく出ますから、
2月1日受験者数で言うところの女子学院・東洋英和女学院の2校が
2日に入試を行う年と、1日に戻ってきた年では、比較が難しいという
ことになります。
2016年は「1日に戻ってきた年」にあたりますが、前年と比べて
1日のこの両校に流れた人数は、やはり「ずっと1日で実施している学校」の
減少数よりも少ないのです。
数字は紛れていますが、1日固定の学校にとって受検者数減は
サンデーショックの揺り戻し、と納得していては
その先が危ういでしょう。
あとはいかに合格者数・入学者数の質を検証するか…。
それらを含めると、わずかに前年と違う点は
山脇学園が、やや人気になっているぐらいでした。

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