2016-02-02 Tue
※学校エピソードとして書いた3本は、実はこのカテへと向かっていました。※この時期、にもかからわず1/27-29の3日連続で、
学校エピソードを振りました。
まあ、各種の意図垂れ流しのブログですから(笑)。
そう来たか!
と思った方は何人いらっしゃったでしょうか?
きっと、いないと思います。
まあこの説明を読んだ後で、そういうことね、
と思っていただければ。
単に女子校の話をしたかったのではなく、
ぎりぎりに午後入試で受験生をかき集めたい学校って
少なくないですよ、というお話。
「まあ、悪い学校ではないからなあ。そこまで地雷校でもないし…」
ここが付け入る心の隙です。
じゃあ、そんな学校、受けるな、という話か?
そうでもないのです。
ほんとうにほんとうにそこしか受からなかったのなら、なし、
ではない。→つまり、あり。
そんな感じでしょうか。
事実、そういう受験生が多数入学している学校ですが、
進路実績のベクトルはTOP100に向かって伸びている、とは
言い難い状況なわけです。
午後入試というのはメンタルの安定のために受ければいい。
志望順位の高い学校をわざわざ午後入試でも、
と加えることにあまり意味はない。
という主張です。
もしかりに志望順位が高いとして、特進クラスで受かりたい、
などの事情は別ですが、そういった特定の意図なく
「(その学校の)あらゆる受験機会を活かしたい」というのは
正しくない行動だと言えます。
午後入試で受かる学校は午前入試でも受かります。
午前入試で受からない学校は午後入試ではまず受かりません。
それなりに長い間、併願パターンを見てきて
うまく行っているケースは、
「そんなにたくさん午後入試受けても、行かないじゃん」
です。
行かないけれど、そこで合格していくことで、志望順位の高いほうの学校も
しっかり合格をいただくことができる。
緻密に組み上げられた併願パターンなわけです。
もちろん膨大な併願パターンの中には「午後入試で1校だけひっかかった」
というケースもあるでしょう。
でも、男子校で言えば、高輪の2日午後、東京都市大1日入試だけしか
受からなかった、というケースは出現しにくいのです。
初めての受験ではこのさじ加減を説明するのは難しいかもしれません。
本来ならここの機微を中学受験専門塾がしっかり導くべきです。
午後入試で優しく待っていてくれる学校にすんなり「乗る」のはリスクだと
思います。
これを客観的数値で表すなら「午前入試:午後入試」の受験者比率と
進路実績の伸びの相関でしょう。
午後入試を実施することで攻めが成立している学校と、しかたなく
午後入試を実施して現状維持している学校があるということでしょうか。

入試期間は本人も保護者も消耗しますが、全日程が終わるまで集中、あるのみです!

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