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北城洋一

Author:北城洋一
受験情報誌の編集長として16年。並行して受験情報サイトをプロデュース。その後、2015年夏からフリーに。誰でも当事者のときは必死なのに、過ぎてしまえばすっかり他人事?場合によってはわが子の受験なのに他人事? 最近は学校さえもそんな「ライトな保護者」にあわせて、表面的な誠実さで生徒募集してるとか。利害関係、オトナの事情があるから、誰もそれをストレートには言えないか。ん?言ってみる?

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対応力が追いつかない、だけでなくやはり事実を隠蔽したい意識?
11月でしたか、アンケート回答のエピソードを集中的に紹介したことがありました。

このときは300を超える学校の中から、突出した思い出を10本(校)書きました。

紹介した学校の校名は翌月、期間限定で公開しましたが、

改めて「地雷以前にあまり受験校として意識しないなあ」という学校が多かった

ように思います。少なくとも実績右肩上がりの注目校はこの10校の中には

見当たりませんでした(キツイ…)

いずれにしろ、煩雑かつ膨大なアンケートゆえ、関係各社が連合で依頼していても、

なかかな几帳面に回答しきることは難しいわけです。

出版社は「受験案内」という学校別情報を網羅した年1回の情報誌に掲載する

データですから掲載する範囲しか必要としませんが、

同じ連合社でも進学塾は、あらゆる保護者の質問に回答可能なデータベース作成を

目的としているアンケートなので、まあ回答を要求する範囲がハンパありません。

その中で、「なぜそれを聞きたいのか」が明確にならぬまま、各校がブレブレの

回答をしてしまうケースを今回は紹介してみたいと思っています。

個人的には進路実績アンケート以上に重要なテーマはないと思うのですが、

学校によっては、毎年のように回答内容が違うケースがあり、

「質問の意味、わかってんの?」

とつい気色ばんでしまうほどです。

1.一週間の授業時数

→これは月~金が6時間授業で、土曜が午前の4時間授業なら34と回答すればいい項目。

なんとこの基本形がすんなり回答できない。

(週によって運用が違う場合があるのは当然)。

場合によっては40と回答が戻ってきたり。月~金は7時間授業で、土曜は5時間?

2.年間の授業週数

→これは各学期の最初の週は金曜だけとか、最終週は月曜のみとか

カレンダーに左右されるケースがあるわけで、学校の年間予定を俯瞰して週6日なら、

総授業日数を6で割ればいいわけです。ところが48週とか答える学校があります。

夏休み、冬休みあわせて4週しかない??? 変な数字を書く学校ばかりでなく、

空欄提出の学校が続出。この状況を俯瞰すると「そんなこと聞かれてもわからないのに」

そういうことらしいです。

3.学費

→これもまた学費というと厳密には学校に払う費用のことです。

ですから、学校によっては「教材費」「制服・学用品代」はそれぞれ業者に支払う金額なので

アンケートに記載しない、という頑なな学校も存在します。

編集部が知りたいのは、保護者の負担額。で

も学校は「学費が高いと敬遠される」と主張して答えない。

それって消費者庁的にも問題だと思うんですが。

例えば東京都の場合、各私立中学は都に学費の届け出をし、それが12月に公表されます。

「昨年の平均値より何十何円、値上がりに…」

どうでもいいんです。これは「学費」であって保護者の「納入金」ではないからです。

ひどいケースになると、学費、納入金合計の差額が30万円にものぼるケースも。

とある共学校はかつて「預り金」という名目で徴収し、監査が入った記憶があります。

まあ学費・納入金に関しては学校はすっとぼけたいのが本音。

ですからアンケート調査をする側は、各校の回答の正直度を比較できるように

データ作成をすることになるのです。

とにかく学費については、突っ込めばきりがないので、

いずれ独立してシリーズを構えたいと思います。集計分析も含めて…。

4.クラス分け(特に高校進学時)

→これも学校によっては不明瞭です。高校募集しない学校はさほど複雑ではありませんが、

高校募集があって、なおかつ高校の募集枠が普通科以外の専門学科があったり、

複数のコースに分かれていたりすると、中高一貫生との高1での合流が非常に不明瞭。

いちおうそのシステムを明示しようと考えたのは、自分が担当してた受験情報誌だけだったと

記憶しています。中高一貫のスタイルをどう捉えているかが、中高一貫校のキモだと思ったからです。

高入生を高1で合流させ、進路実績も混合して公表する学校は、中学受験生に対する

説明責任を果たしていないか、もしくは中高一貫生をしっかり伸ばしていない事実を

隠ぺいしようとする明確な意図がある、と見なしています。

これも継続的にアンケートを観察していると、ある年度でブレても、その理由が発見できたりします。

よく見せたいから詳細データを隠そうとするのはまあ、あることですから。

これがまあ情けないのは、意図としては中高一貫生と高入生を別々に進行したいのだけど、

入学者があまりに少なすぎて、もしくは両者のバランスが悪すぎて、

不本意ながら1クラスないし2クラスにまとめざると得ない学校。

ここで少数派を多数派にやむを得ず混合しているのか、最初から混合する意図があるのか、

回答は割といいかげん。

受験案内を制作する際には、建前で「一貫生、高入生が原則別クラス」と回答があっても、

実際に混合しているケースは、最初の回答を無視して(実態は)「混合」と記載していました。

それで明らかな数値の取り違え以外は、学校からクレームが来たケースは数えるほど。

編集部の単純ミスでなく、解釈の相違で議論になったケースは、16年間でほとんど記憶にありません。

意外と学校って受験案内類を読んでいない、というか、広告企画で制作した記事を

チェックするので手一杯なところがあるようです。

だから、学校に毎年のように記事の内容確認をしてもらっていても、4年ぶりに(編集部サイドで)間違いに気づく、

なんていうことも実はありました。もちろん完璧を期して制作はしますが、精度98%を99%に磨き上げるのと、

80%を90%に質を高めるのとでは労力が段違いなものです。

もちろん誰もそこまで読んでいないという油断はゼッタイ禁物。求道精神が編集者には求められるということですね。








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テーマ:中学受験 - ジャンル:学校・教育

秘蔵!学校エピソード | 22:30:00 | コメント(0)
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