FC2ブログ
 
■プロフィール

北城洋一

Author:北城洋一
受験情報誌の編集長として16年。並行して受験情報サイトをプロデュース。その後、2015年夏からフリーに。誰でも当事者のときは必死なのに、過ぎてしまえばすっかり他人事?場合によってはわが子の受験なのに他人事? 最近は学校さえもそんな「ライトな保護者」にあわせて、表面的な誠実さで生徒募集してるとか。利害関係、オトナの事情があるから、誰もそれをストレートには言えないか。ん?言ってみる?

■最新記事
■最新コメント
■月別アーカイブ
■カテゴリ
■since 2015/7/31

■アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学校・教育
381位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
受験
71位
アクセスランキングを見る>>

■スポンサードリンク

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

記憶に埋め込むタイムカプセル…小学生の前半はそんな大事な時期
なんか中学受験に向けてのモチベーションになるような話がないものか…。

限られた自分の体験でふとひらめいたものがありました。

で以下の話を書こうとして、予想外のことが起きました。

その詳細は記事の最後に。

だいたいは小学校3年ぐらいまでの過ごし方で決まってしまうのだと思います。

その後、人生のどこかで辻褄が合う場合も、気づかない伏線があるんでしょう。

ここを読む方々の何割かはそういった中学受験生予備軍だと思うので、

「中学受験はゴールじゃない」の具体的なエピソードも、少し伝えられると

いいと思ってます。

中学受験の過程では、受験生は自己の能力の限界を思い知らされる場合が多いでしょう。

偏差値は努力に比例して上がらない。

そんなとき、「なんて自分はダメなんだ」という絶望感を持つ必要はないのです。

ただ、中学受験生が偏差値というものの概念を正しく理解していないならば、

スポイルされる一つのきっかけになるでしょう。

幸か不幸か自分はその道を通らずに、いまこの世界に首を突っ込んでいます。

子どもはある程度は「昔の自分」を覚えているものですが、

自分が小学生のときに卒業文集に書いた将来の夢についての話です。

絵の下手さ加減については、誰にも負けない?自分ですが、

このときの卒業文集のフォームは文章と挿絵のワンセット。

小学生当時、自分はかなり図鑑好き少年で、とりわけ鳥の図鑑が愛読書でした。

講談社版と小学館版を見比べるぐらい好きでした。

で、その鳥に関する職業につく、と小学校の文集に書いたのです。

その職業を子どもながらに6文字で表現したのですが、

実はそんな職業は世の中に存在しません。自分で勝手にそういう職業を

創造して書いたものと記憶しています。

ちょっとこれ小6ではあまりに稚拙だったので、小2か小3のときの文集だったのかもしれないと

思いましたが、小2、小3でこんなことを書くのもかなり異常なので、

ここでは卒業文集ということにしておきます。

その絵のヘタクソな自分が描いた鳥が「タゲリ」。

ご存知でしょうか?

なぜこの鳥を選んだか。シルエットが特徴的で描きやすかったら。

それだけで、たくさんの種類がある中でその鳥が特別好きだったわけではありません。

親はこのエピソードをその後10年ぐらい覚えていたようですが、

自分自身は成人してから後は、1、2回しか思い出していません。

何より肝心の文集は行方不明です。実家のどこかにあるのでしょうか?

さて、今年の10月にふと思い立って、谷津干潟(習志野市)というところへ

初めて行ってきました。そこで観察センターのレンジャーの人にいろいろ鳥の話を聞いたときに、

突然タゲリのことを思い出してこう聞きました。

「ここにタゲリは来ますか?」

「見たことはありますね。年に数回」と彼女は答えました。

年間を通じてその干潟と接しているプロがその程度ですから、とても自分には

チャンスがないだろうなあとそのときは思ったんですね。

死ぬまでに実物をぜひ見てみたいものだ、ととても軽く思っただけでした。

その後、鹿児島県の出水市の越冬地にツルを観察に行くチャンスに恵まれました。

あの谷津干潟での体験があったから、数十年前の「野鳥観察」の楽しさを思い出した

んだよなあ、と思いつつ、そういえばタゲリを実現するにはどこへ行けば

よいのかネットで調べたら、茅ケ崎市西久保という地名が検索にかかりました。

そうか、年内に行けたらいいなあ、茅ケ崎…。ウィキペディアに載ってる写真は

とてもチャーミングな姿でした。当時は鉛筆描きの挿絵でしたから、カラー写真は

全然記憶にありませんでした。

で12月某日、出水市のツル観察センターを訪ねたのです。

1万羽を超えるツルたちがことしも越冬していて、ナベヅル、マナヅルで餌場は

大混雑。芋を洗うような騒ぎで正直衝撃的でした。

*****さてさてここからが予想外の事態*****

そこの観察センターの案内板に「出水市で見られるツル以外の渡り鳥」

にそのタゲリの写真があったのです。

は? 驚きましたがあまりに広大なエリア(約200ha)に

1万羽のツルたちの間に紛れていては

自力で発見することは無理でしょう。

(←ほんとうはツルたちと好きな場所は違うみたいですが)

半日かけてツルたちをじっくり観察したあと、ガイドさんに

「(ツルたちの)保護エリアがもう1か所あるので帰りに寄ってみるといい」と言われました。

西日が強くなりかけた田んぼの間を駅へ帰る途中、

ツルたちに混じって「!」となる鳥影を見かけたのです。

まさにタゲリでした。アンビリーバブルな思いでした。

最初は単独で。別の場所では何羽も遠くの田んぼで餌を探していました。

出水では珍しい鳥ではないようでした。

デジカメのバッテリが上がりかけていてうまく撮れませんでしたが、

とりあえず、記憶の補完になる程度にはなりました。

茅ケ崎に行く必要はなくなったようです。

自分が小学生の当時はそれほどレアな鳥ではなく、

刈り入れの終わった田んぼが大好きなこの渡り鳥は日本各地で見られたようです。

さて、ここで「運がよかった」が結論ではないのです。

10月の谷津干潟以降、事あるたびに鳥のさえずりや、サイズや飛びかたに

注意を払うように心掛けて意識した結果として、タゲリのシルエットを

「チドリ類」と確信できたおかげです。

もちろん、観察センターのガイドさんに「それでは帰ります。ありがとうございました」

と挨拶しなかったら、「帰りに寄ってみれば」発言もなかったわけです。

それを言うなら谷津干潟のレンジャーさんの存在も、谷津干潟を何で知ったか、

なぜそこに行こうと思い立ったかもすべて連鎖しているわけです。

でも最初の伏線は小学生のあのときに引かれていたことは間違いありません。

さらに遡れば「図鑑」の存在でしょう。

知識がないと人間、判断ができません。

理社が暗記科目、と見なしている人たちは試験で点数を取ることができても

それだけのことだと思うんですね。

知識がいつか素敵な体験を自分にもたらすんだなあ、とひとり満足。

それが約40年後というのも想像できないですよ。

いわゆる暗記科目について機会があったら、もう少し私見を述べてみたいと

思ってます。

越冬地

マナヅル

タゲリ








にほんブログ村 受験ブログ 中高一貫校受験へ
保護者にとってもこの季節は正念場! 気持ちはホットに、でも頭脳は冷静に!

にほんブログ村 受験ブログ 中高一貫校受験へ
関連記事
スポンサーサイト





テーマ:中学受験 - ジャンル:学校・教育

ブログテーマ共通 | 22:30:00 | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する