2015-12-09 Wed
ようやく「志望校決定、受験校決定の段取り」の第一弾を書いてみたいと思います。
(小6も含めた全学年を対象に書くのはなかなかむずかしい…)
この部分は「なぜ中学受験をするのか」と密接に関連しています。
片方が答えられれば、もういっぽうの答えも出る。
「中学受験失敗への道」じゃないけど、
どっちにも答えが出せない受験生の比率はものすごく多い。
きっと想像できないほど多い。
答えが出せなくても、入学後に答えが出る可能性も残されている。
ただし、入学前に答えが出ているご家庭は、高校卒業まで迷い続けることはありえません。
ひたすら勉強して、入試で問題が解けて、無事合格して先へ進むことの
幸不幸は問わないけど、あんなに大変な思いをして勉強するモチベーションは
入試後にどこに行ってしまうのだろうか、と不思議に思います。そういうケースもまた多いのです。
さて、それでは第一志望校はいつ決めましたか?
すべての中学受験生の皆さんに問いたい。
答えを言っちゃうと、志望校と受験校は厳密には違うのです。
驚くことに「偏差値が伸びなかった」と言って、第一志望校を直前で受験校群から
はずす人さえいます。信じがたいけど。
何かここまでの受験生活失敗だったね、って試験前に負けを認めている感じがしますよ。
合格可能性は低いけど意地を張って受験しきる人もいる。
でもそのせいで、次善の学校の受験チャンスを逃す、作戦ベタもいるのです。
なぜ中学受験をするかの答えをちゃんと見つけられずに、
A校に受からなかったら中学受験失敗だ、でも偏差値伸びないや、どうしよう…。
そこまで努力なんてしていないのならあきらめもつく。
でもって、それなりに努力をしていて、その努力の受け皿を
どこにも作らない精神に呆然としますが、そこに気づこうとしない人はいます。
もちろん受験生本人にそこんとこの戦略は立てられない。
保護者がやらないと誰がそれをやるのか。
塾の講師がわが子の幸せを真剣にそこまで考えてくれるのか。
うーん、「志望校決定、受験校決定の段取り」第一回はこのぐらいにしておきます。
初回なので。

保護者にとってもこの季節は正念場! 気持ちはホットに、でも頭脳は冷静に!

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